「気紛」の意味
気分が変わりやすく落ち着かないこと
「気紛」の例文(場面別)
- 日常会話最近は気紛で、なかなか集中できない。
- 医療・心理患者さんは気紛な状態が続いており、精神的なサポートが必要です。
- 文学表現春の陽気に誘われ、彼女の心は気紛に揺れていた。
小説での「気紛」の使い方
...「なに手術? そりゃどんな名外科医があって気紛(きまぐ)れにやらないとも限らないが...
海野十三 「獏鸚」
...もともと派手を競うのは持ち前の負けじ魂に発しているのでその目的に添(そ)わぬ限りは妄(みだ)りに浪費することなくいわゆる死に金を使わなかった気紛(きまぐ)れにぱっぱっと播(ま)き散らすのでなく使途を考え効果を狙(ねら)ったのであるその点は理性的打算的であったさればある場合には負けじ魂がかえって貪慾(どんよく)に変形し門弟より徴(ちょう)する月謝やお膝付(ひざつき)のごとき...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...しかし彼女のその夜の気紛(きまぐ)れな態度が...
徳田秋声 「仮装人物」
...気紛れなあの雪の日も思ひ出せないやうな麗(うらゝ)かな日...
徳田秋声 「のらもの」
...贅沢や気紛れであって堪るものか...
豊島与志雄 「悪夢」
...彦一は酒に酔っていた気紛れに...
豊島与志雄 「ものの影」
...低温室内の長時間撮影、顕微鏡による微速度、結晶の気紛れ、照明による結晶の昇華と、これだけ悪条件が初めからすっかり分っていたら、少くもこの冬には手がつけられなかったことであろう...
中谷宇吉郎 「映画を作る話」
...立ち枯れの秋草が気紛(きまぐれ)の時節を誤って...
夏目漱石 「虞美人草」
...決して気紛れでは無かったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...気紛れな旅のやうな...
林芙美子 「浮雲」
...ついふらふらと気紛(きまぐ)れでそれをこの動物園の入場料にかえてしまったものらしい...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...気紛れにチョッチョッと呼んでも...
二葉亭四迷 「平凡」
...その二人は気紛れで飽ツぽい性質だとか...
牧野信一 「青白き公園」
...例の気紛れで不意とあいつに姿を隠されでもしたら片なしだからな...
牧野信一 「月あかり」
...随分気紛れなものじゃ...
正宗白鳥 「軽井沢にて」
...自分を戦いに・あるいは骰(さい)の気紛れに・あるいはその他成り行き結果の不明で疑わしい事柄に・委ね給え...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...また例の気紛(きまぐ)れだな...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...気紛(きまぐ)れにぽいと啼(な)いていた鶫(つぐみ)...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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