「最早」の意味
ある事態が実現しようとしているさま、または変えられないところまで進んでいるさま
「最早」の例文(場面別)
- 日常会話最早、彼が来るのは無理だろう。
- ビジネス最早、このプロジェクトを続ける意味はない。
- ニュース最早、台風の影響で避難が必要だ。
小説での「最早」の使い方
...彼は最早死者だと思われていたが、奇跡的に生還した...
...最早正午を過ぎてしまったので急いで出かけよう...
...今度の地震で、被害額は最早五回になった...
...このチームは最早無敵の存在と化している...
...明日の朝早くには彼女が退院するそうで、最早安心した...
...最早その憂もあらざるべし...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...最早鋭い牙を、よしや打たれてもこの人たちに立てることが出来ぬようになったのを怖れるのだ...
レオニイド・アンドレイエフ Leonid Andrejew 森鴎外訳 「犬」
...文人は最早大久保や雑司ヶ谷に閑居して電車の便利を難有がってばかりはいられなくなる...
内田魯庵 「駆逐されんとする文人」
...最早(もはや)生きて本船へかえれないかもしれないと...
海野十三 「火薬船」
...最早(もはや)逃亡の気力も失せたので...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...最早(もは)やあのいたずらな仔猫の眼ではなくなって...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...かれは今まで消極的であつた自己を最早何処にも見出すことが出来なかつた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...最早向(さ)きの因襲的偶像...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...「わしは、見る通り、最早、己一人で、起き直る力も無うなった...
直木三十五 「南国太平記」
...そこで差当り困るのは最早食物は少しもないのである...
牧野富太郎 「利尻山とその植物」
...でも現代末世の吉原図絵は最早慌しい生活裡にある作家諸君の感興を特別に誘引するやうなものはないのであらうか...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...「露の音」「月の匂(におい)」「風の色」などは最早(もはや)十分なれば...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...棺の中で生きかえって手足を動かそうとした所で最早何の効力もない...
正岡子規 「死後」
...只今でも何人か自分に鉅万の財産を与ふるものあらば自分は最早読書といふ一方に傾かざるべし...
正岡子規 「読書弁」
...最早自分もあきらめて...
正岡子規 「病牀六尺」
...そこには最早(もはや)...
宮地嘉六 「老残」
...青眼先生も最早手の附けようもなく...
夢野久作 「白髪小僧」
...最早鼻の神秘は破れて差し支えない時が来た...
夢野久作 「鼻の表現」
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