「幻惑」の意味
人の目先をまどわすこと、ありもしないことにまどわされること
「幻惑」の例文(場面別)
- 文学彼の小説は幻惑的な世界観で読者を魅了する。
- 心理学幻惑的な体験は、現実と幻想の境界が曖昧になる状態を指す。
- 映画この映画の幻惑的な映像は、観客を別世界へと引き込む。
小説での「幻惑」の使い方
...彼女の美しさに幻惑されてしまった...
...幻惑的な演出で会場を魅了した...
...彼の言葉に幻惑され、ついついついていってしまった...
...幻惑的な風景に見惚れてしまった...
...幻惑的な音楽に合わせて踊りだした...
...最も奇怪な幻惑の犠牲になつてゐたのである...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...わしには実際か幻惑かはしらぬが...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...徒(いたづ)らに一時の旗鼓(きこ)の勝利と浮薄なる外人の称讃に幻惑するが如き挙に出でしめば...
石川啄木 「渋民村より」
...齎らす所只幻惑の悲音のみ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...齎(もた)らす処只幻惑の悲音のみ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...幻惑(げんわく)されてしまったのである...
海野十三 「蠅男」
...そしてそれはクリストフを幻惑し不安ならしめた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...相手を幻惑しようという本能的な欲求が加わっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...群集の熱を歌う人々の幻惑せる叙事詩であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それに自ら幻惑されて...
豊島与志雄 「新妻の手記」
...そうして幻惑せしめている...
中里介山 「大菩薩峠」
...幻惑的な閃光(せんこう)をもたらすものであった...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...そして華麗で幻惑的な火花の顕示(ディスプレイ)の短い期間を経ると...
中谷宇吉郎 「線香花火」
...彼にとつては総てが変態であり恐怖であり幻惑(げんわく)であつた...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...ある種の卓抜して幻惑的な人間のみが放つことの出来る天賦の才であり...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...早くも怨敵(おんてき)の一人を引き合せて呉(く)れようとする運命に対して……三幻惑的(げんわくてき)な舞台は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...遠い砂山の上に人間の指一本を現實するは必ずしも幻惑ではない...
室生犀星 「聖三稜玻璃」
...これは呂宋兵衛の幻惑(げんわく)ですぞ...
吉川英治 「神州天馬侠」
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