...そして私が心の中に描いている理想的な演出、もしくは完成されつくした演技指導の型といったようなものの特色は、著しく静かでほとんど無為に似た形式をとりながら、その実、当事者間には激しい精神の交渉、切磋、琢磨がつづけられ、無言のうちに指導効果が刻々上昇して行くといった形において想像される...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...科学者の切磋琢磨や一意専心の努力も必要には違いない...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...求めて詩友と交つて切磋琢磨に努めたりすることをしなかつた...
中島敦 「山月記」
......
仁科芳雄 「日本再建と科學」
...切磋骨を刻むが如き努力の成果と...
久生十蘭 「魔都」
...弱冠ニシテ至芸、切磋一家ヲ成ス...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...人知れぬ密林の切磋琢磨(せっさたくま)に剣の妙髄(みょうずい)を工夫し...
吉川英治 「剣難女難」
...磋磯之介(さきのすけ)の側へ寄って...
吉川英治 「旗岡巡査」
...そして磋磯之介(さきのすけ)に...
吉川英治 「旗岡巡査」
...その晩、磋磯之介は、ここから常陸岸(ひたちぎし)の玉造(たまつくり)へ上陸(あが)る決心をしていたので、「そうか、それは有難い」と、心からいった...
吉川英治 「旗岡巡査」
...返辞をしてくれないので、彼は権十のそばへ戻って、「金子(きんす)は持ち合せていないし、何も礼につかわす物がないが……これはわしの刀に付けておる目貫(めぬき)で、鉄地に花菖蒲(はなあやめ)の象嵌彫(ぞうがんぼり)、作銘(さくめい)もないが、持ち馴れた品じゃ、かたみに上げるから納めておいてくれ」「と、とんでもない」権十は押し返したが、「寸志だ」いい捨てて、磋磯之介は、常陸岸(ひたちぎし)の蕭々(しょうしょう)と暗い風のそよぐ広原へ駈け去ってしまった...
吉川英治 「旗岡巡査」
...海後磋磯之介(かいごさきのすけ)の眼には...
吉川英治 「旗岡巡査」
...きっと磋磯之介(さきのすけ)さんは...
吉川英治 「旗岡巡査」
...嫁に娶(もら)われてゆく仰山な明りだよ」「…………」磋磯之介(さきのすけ)は茫然としながら...
吉川英治 「旗岡巡査」
...海後磋磯之介(さきのすけ)と...
吉川英治 「旗岡巡査」
...それにまた、磋磯之介は、烏山(からすやま)を去ってから、越後に隠れ、後にまた、常州の湊(みなと)の戦乱に参加して、ほとんど、世人の思い出しそうな所には、一日も身を置いていなかったせいもある...
吉川英治 「旗岡巡査」
...当然――海後磋磯之介の旗岡巡査は...
吉川英治 「旗岡巡査」
...切磋琢磨(せっさたくま)はこの停(と)まるところのない無限の道の合い言葉にほかならぬ...
和辻哲郎 「孔子」
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