「包む」の意味
物を覆う
小説での「包む」の使い方
...原色の中に複雑した色彩を包むといふことは...
田山録弥 「動的芸術」
...新聞はそれで物を包むことの出来る性質を持っている...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...その持主の体を包むためにあるのである...
外村繁 「澪標」
...肉切り庖丁を紗の布で包む...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...――それを包むふっくらとした頬は...
豊島与志雄 「理想の女」
...即ち現在が矛盾的自己同一として過去未来を包む...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...蒲團を包む萠黄(もえぎ)の大風呂敷を冠(かぶ)ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...中屋を包む空氣には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...俵屋を包む妖(あや)しい局面が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人の心を優しく包むような憂鬱な声調でほのぼのと朗読を始めた...
久生十蘭 「魔都」
...目鼻だけ出してすぽッと首から上を包む頭巾に身をかためていた...
本庄陸男 「石狩川」
...全體のうちに包むことによつて活かす...
三木清 「歴史哲學」
...或は時間を「包む」といふことが永遠の本性であると考へられる...
三木清 「歴史哲學」
...またすべてを包むその建築...
柳宗悦 「工藝の道」
...温かく包むような...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...この四つの化物(ばけもの)を包むのだ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...この野の中のただ一つの村を包むうす黒い杉の林を見出でた時には...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...あの衣裳は胴体を包む衣裳ではなくしてただ衣裳のみなのであるが...
和辻哲郎 「文楽座の人形芝居」
便利!手書き漢字入力検索
