...あの黎明期に於ける混沌の中に...
石川三四郎 「浪」
...消えかゝる星を四つ五つ鏤(ちりば)めた黎明(しののめ)の空が深く沈んでゐた...
石川啄木 「天鵞絨」
...巴黎(パリ)で捕縛されて監獄へ投(ほう)り込まれた咄(はなし)をボツボツ話した...
内田魯庵 「最後の大杉」
...また黎明(よあけ)にその所を知らしめこれをして地の縁(ふち)を取(とら)えて悪き者を地の上より振落(ふりおと)さしめたりしや」と...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...それが間違いなくやってきた黎明(れいめい)と共に...
海野十三 「キド効果」
...彼の黎明は高く、彼の著作はプラトンやアリストテレスが引用しアラビアの著者たちによろ引用がある...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...黎明(よあけ)比(ごろ)からぱったり聞えなくなった...
田中貢太郎 「竇氏」
...玉黎蜀の熟した畑などが見えた...
田山録弥 「百日紅」
...たゞひとり黎明の森を行く...
富永太郎 「無題」
...仄(ほの)かな明るみが黎明(れいめい)を告げた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...まだ仄かではあるが明かに感知せらるる黎明……そんなものをそれは含んでいる...
豊島与志雄 「性格を求む」
...何となく物理学の新しい黎明(れいめい)が近づきつつあるという気がして...
中谷宇吉郎 「日本のこころ」
...黎明の仄かな光が...
萩原朔太郎 「宿命」
...思えば私は喇叭吹き込みの最終期から電気吹き込みの黎明(れいめい)期にかけて関西のレコード界へ登場活躍していたのである...
正岡容 「わが寄席青春録」
...鬼目博士の論文なら嘗(かつ)て亜黎子未亡人の処で読んだ事がある...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...黎明の物悲しい霧が立ちはじめた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...「消燈――」監視のこの声こそは彼らの黎明(れいめい)だ...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...黎明(れいめい)と同時に...
吉川英治 「新・水滸伝」
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