...長らく役場の使丁(こづかひ)をした男で...
石川啄木 「赤痢」
...長らく父が病みついている上に...
犬田卯 「橋の上」
...長らく奉公していました本郷の××床の年期も明け...
辰野九紫 「青バスの女」
...長らくおたよりも差上げませんでしたが皆々様御きげんようお暮しですか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...長らく悩んだ結果として...
種田山頭火 「其中日記」
...長らくお待たせいたしまして申しわけございません...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...若い頃イギリスへ長らく留学した由で...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...――お父さんと長らく暮らしてをられた方が...
林芙美子 「風媒」
...長らく兄の手許に保管されてゐたものだつた...
原民喜 「永遠のみどり」
...前に私はオランダに長らくいたことがあるので...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...小松の父は外交官として長らく英国におり...
久生十蘭 「ハムレット」
...それなら長らく懸想した女...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...彼は部屋に鍵をかけたまま長らくそこから出なかつた...
横光利一 「蛾はどこにでもゐる」
...その中にはその家の子が長らく病んで寢てゐる筈であつた...
横光利一 「草の中」
...その長らくの間の鬪ひから來る苦痛が...
横光利一 「書翰」
...孔明は長らく隆中に住んでいたので年々つぶさに気象に細心な注意を払っていた...
吉川英治 「三国志」
...両の腕ともたのむ二人が帰って長らく堅氷(けんぴょう)に閉じられていたような帷幕(いばく)も...
吉川英治 「新書太閤記」
...一五四八年にシャビエルがインドから本国に送った手紙には「長らく日本にいた一ポルトガル商人」の記したものとして...
和辻哲郎 「鎖国」
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