...しかしやっとひと息ついたと思うと...
芥川龍之介 「たね子の憂鬱」
...従って突然M子さんの「もう帰りましょう」と言った時にはほっとひと息ついたものです...
芥川龍之介 「手紙」
...もうひと息で決定に傾こうとするようなようすを見せるくせに...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...ひと息ごとに吐き出すように...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...いまのところひと息つくほか...
久生十蘭 「肌色の月」
...顔の筋ひとつ動かさねえで三合の余もある火酒をひと息に呑みほすやうな若者を見たなあ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...葡萄酒をひと息にぐっと飲みほして...
フランス Anatole France 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...グーッとひと息に干してみた...
正岡容 「寄席」
...ひと息したところで二階へあがって来て...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ひと息ごとに顔が赤く照らしだされるほど...
W・W・ジェイコブズ 森郁夫訳 「井戸」
...それまで仕立物の賃仕事で暮しむきの不如意を補うていた内儀さんもこの頃になってやっとひと息ついたところであった...
矢田津世子 「神楽坂」
...おらあちゃんと知ってるんだ」「父はいい人間だった」ひと息いれて松は話し継いだ...
山本周五郎 「嘘アつかねえ」
...「もうひと息ってとこだったじゃねえか...
山本周五郎 「さぶ」
...「ここからの告白を聞いて下さい」大助はひと息つき...
山本周五郎 「新潮記」
...ひと息ごとのあわれさのようなものだった...
横光利一 「旅愁」
...ひと息の苦しさも愉しみに擦りかえて千鶴子の顔を眺めた...
横光利一 「旅愁」
...秦良はひと息入れて...
吉川英治 「三国志」
...ひと息に呑み込んで...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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