...三本の釘(くぎ)を鍋の中で煮てから...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...鍋割の二山だけは...
大町桂月 「赤城山」
...けれど私はなにもいわずに、その夜は自分の本を売って金を作り、ふたりで酒をのみ、肉鍋をつついて、楽しく遊んだ...
田中英光 「野狐」
...お勝手のお鍋の中で何かがぐずぐず煮えてい...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「黄色な顔」
...宗吉は鶏鍋をつっついている...
豊島与志雄 「田園の幻」
...ギリシャ語で鍋匙(なべさじ)という意味のトリネの町のことを思い出す者はなかったろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...互に知らさずと厨の大鍋に投げ込む...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...現に城南新橋(じょうなんしんきょう)の畔(ほとり)南鍋街(なんこがい)の一旗亭(きてい)にも銀屏(ぎんぺい)に酔余の筆を残したまへるがあり...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...その中に鍋やら丼やらを放り込んで自炊をしていた...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...鍋(なべ)の中へ落ちた...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...例によつて破れ鍋の爲に午前十時頃まで茫然と暮してしまふ...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
......
林芙美子 「新版 放浪記」
...鍋に水道の水を満たし指で白米を掻きまぜた瞬間...
原民喜 「災厄の日」
...夜の部又「鍋島」を中根にたのみ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それから相変わらずさしみだの蛤鍋だの鰻だの(鰻の匂ってくる午下りの女郎屋の景色も巧かった)品川らしい食べ物ばかり並べられ...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...雑炊鍋(ぞうすいなべ)の物を馳走してくれ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...即ち鍋上に穴(あな)を穿(うが)てる布片(きれ)を覆(お)ひ...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
...或は自家の鉄鍋を携えて来て料理を手伝うものもある...
和辻哲郎 「鎖国」
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