...屋の棟を高く見た……目が鋭い...
泉鏡花 「歌行燈」
...この為めに私は真黒な羅紗紙(らしゃがみ)を小さい乍らも鋭い角を持たせるように切りぬきまして...
海野十三 「三角形の恐怖」
...それにあいつの目の鋭いことはどうです...
海野十三 「人造人間事件」
...蠅男は誰かの胸もとに鋭い刃をジリジリと近づけつつあるのではあるまいか...
海野十三 「蠅男」
...こんな鋭い錐(きり)が吹き矢のようにとびだしもするし...
海野十三 「蠅男」
...ちょっと鋭い語調でした...
太宰治 「ヴィヨンの妻」
...「ドカーン」というかな文字で現わされるような爆音の中に、もっと鋭い、どぎつい、「ガー」とか「ギャー」とかいったような、たとえばシャヴェルで敷居の面を引っかくようなそういう感じの音がまじっていた...
寺田寅彦 「小爆発二件」
...」芳子は妙に鋭い直覚を持っていた...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...清い純な光りを放つ鋭い眼が出来てきた...
豊島与志雄 「反抗」
...鋭い眼を与えておいて...
直木三十五 「南国太平記」
...どこから鋭い眼でむさぼるやうに見つめられてゐるのを感じて...
堀辰雄 「風景」
...ふいにどなるような鋭い声をだして云った...
本庄陸男 「石狩川」
...8920闇の女鉢に五徳に鋭い鉞(まさかり)...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...もとより彼等に鋭い直観があったことが...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...かなり鋭い審美眼を備えている...
吉川英治 「新書太閤記」
...空には鋭い細月(さいげつ)があった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...突如として鋭い金属の響きが堂内を貫ぬき通るように響く...
和辻哲郎 「偶像崇拝の心理」
...特に鋭い論理の力を必要とする「仏」の理念にどうして近づくことができたろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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