...いつも二倍か三倍も釣り上げてゆく...
梅崎春生 「魚の餌」
...重い束(たば)を天井に一杯釣り上げ...
海野十三 「空襲葬送曲」
...徐々に釣り上げられてゆく...
太宰治 「走れメロス」
...あれは誰のお子さんなんですか?」パーヴェル・パーヴロヴィチはむしろこの問いが意外だといった面持ちで眉を釣り上げたが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...重そうに水を釣り上げると...
中里介山 「大菩薩峠」
...ビルディングの屋上に釣り上げられた愛子はどんな事になるかわからず...
野村胡堂 「九つの鍵」
...地藏樣を釣り上げたのだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...釣り上げた魚に殺されそうになったんだ...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...自分よりも丈の高い男の首を釣り上げることなんて出来る筈はない...
牧野信一 「余の倅に就いて」
...その句行き/\てこゝに行き行く夏野かな朝霧や杭打つ音丁々たり帛を裂く琵琶の流れや秋の声釣り上げし鱸(すずき)の巨口玉や吐く三径の十歩に尽きて蓼(たで)の花冬籠り燈下に書すと書かれたり侘禅師(わびぜんじ)から鮭に白頭の吟を彫る秋風の呉人は知らじふぐと汁右三種類の外に春水や四条五条の橋の下の句は「春の水」ともあるべきを「橋の下」と同調になりて耳ざはりなれば「春水」とは置たるならん...
正岡子規 「俳人蕪村」
...そのあるものが人為的に釣り上げられるならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...顎を心持釣り上げているのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...眉を釣り上げるやら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...男子が雷に睾丸を天まで釣り上げらるるを憂いてのようにも聞える...
南方熊楠 「十二支考」
...ほとんど眼を釣り上げんばかりになっていて...
三好十郎 「冒した者」
...私はこの錘を垂れて人生からさらに何物かを釣り上げようとしているのかと...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...やっと釣り上げる事が出来たそうで御座います...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...われわれの眼の前で注文の蝦(えび)を釣り上げる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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