...「あそこはどうですか?」「ああ、あの那辺は静かでいいですよ」...
...「あの店はどこですか?」 「ああ、あの那辺にありますよ」...
...「あのイベントをやってる場所はどこですか?」 「あの那辺ですよ」...
...「あの人はどこに行ったんですか?」 「あの那辺にいたんじゃないですか?」...
...「あの建物はなんの用途ですか?」 「あの那辺はオフィスビルだと思います」...
...彼が雄志の那辺に向へるかは...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...現代の社会生活の中心問題が那辺(なへん)にあるかを知らないのは名誉なことじゃない...
有島武郎 「星座」
...資本主義生活の経緯の那辺にあるかを...
有島武郎 「片信」
...愛に対する道徳の罪人は那辺(なへん)にか出来(いできた)らむ...
泉鏡花 「愛と婚姻」
...那辺(なへん)にあるかを計りかねた一同だった...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...真意が那辺にあるものか解しかねた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...那辺(あすこ)には頭に鬼の入るだけの空地(あきち)を有(も)つた学者がちよつと居る筈だから...
薄田泣菫 「茶話」
...自分は貴下がかの盲目物語の資料と着想とを那辺(なへん)より得られたかを知らないけれども...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...今の文壇に国民性を描くの要を唱ふるものの真意義は果して那辺(なへん)にか之れを求むべき...
綱島梁川 「国民性と文学」
...公が、何故、硝子を製造し、紡績機を造り、反射炉を作り、大砲を鋳造し、異国の科学に、いそしんでおられるか、判るか? 専心、産業の開発に、力を尽していなさる意が、那辺にあるか、判るか? 戦はいつでも起せる...
直木三十五 「南国太平記」
...私は何となくこういう風に打捨てられた荒地をばかつて南支那辺(へん)にある植民地の市街の裏手...
永井荷風 「日和下駄」
...知るべし女子の権力の那辺に潜めるかを...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...我青春の名残(なごり)を弔(とむら)うに今は之を那辺(なへん)に探るべきか...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...その分れて那辺に至り又那辺に合するかを説明すること...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...その主旨が那辺(なへん)に存するかほとんど捕(とら)え難いからである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...私はこの原因の那辺に存するかを...
正岡容 「わが寄席青春録」
...芸術的の真価が那辺にありやはおいて問わなくなる...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...興安嶺那辺...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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