...□私が青鞜を引き受けたについて大分あぶながつてゐて下さる方があるとのことですが併(しか)し私はどうかして引き受けた以上はやつて行くつもりです...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一五年一月号)」
...ともすれば白くひきつって行く眼...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...Aさんと同伴で商売発展の準備にチェッコのプラアグへ行く途中...
谷譲次 「踊る地平線」
...しかし渓流が処々に山村を点綴して、白堊の土蔵あり、田舎籬落あり、時にはトンネル、時には渓橋、時には飛瀑、時には奇岩といふ風に、行くままに、進むままにさながら文人画の絵巻でも繙くやうに、次第にあらはれて来るさまは、優に天下の名山水の一つとして数ふるに足りはしないか...
田山花袋 「耶馬渓の一夜」
...戰甘くして船に乘じて恩愛の故郷に行くに勝れりと...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ワトソン――実におかしい!」「行くのかね?」「僕でなく君がね...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...また逗子へも行くことになった...
徳田秋声 「仮装人物」
...病室に行くと、啓介は逃げてゆく幻を追うように、天井の隅を見つめていた...
豊島与志雄 「二つの途」
...一つは三千代と自分がこれから流れて行くべき方向を示していた...
夏目漱石 「それから」
...やはりそのように動いて行くと思わざるをえない...
久生十蘭 「予言」
...僕は叔母さんが鳥を射ちに行くとき乗つておいでになる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...日本と西洋の間を行く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...みえの病勢はつのつて行く一方だつた...
北條民雄 「戯画」
...くたびれた足を引き摺りながら行く手を見た...
正岡容 「寄席」
...駅の前の郵便局へ金を預けに行く時のほかは滅多に家(うち)を出ません...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...そこの曲がり角から暗い坂をスタスタと下って行く...
吉川英治 「江戸三国志」
...伊那の高遠(たかとお)へ越えて行く山道がある...
吉川英治 「新書太閤記」
...あの前へスタスタ行くお侍の姿が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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