「胸裏」の意味
心の中の考えや感情
「胸裏」の例文(場面別)
- 日常会話彼はいつも胸裏に秘めた想いをなかなか口にしない。
- 文学・創作主人公の胸裏に渦巻く葛藤を、筆者は繊細に描写した。
- フォーマルなスピーチ私の胸裏には、皆様への感謝の念でいっぱいです。
小説での「胸裏」の使い方
...心の中で感じたことを胸裏に秘めている...
...彼は胸裏に大きな夢を抱いている...
...痛みを感じた時、胸裏が圧迫される感覚がある...
...胸裏に積もった感情を吐露することが大切だ...
...彼女の歌は心に深く刻まれ、胸裏に残る...
...審レ有二公胸裏之窈糾令々甚切者一...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...しかしこれが文学的作品として成立するためにはやはり読者の胸裏におのずから存在する一種の方則を無視しないものでなければならない...
寺田寅彦 「科学者と芸術家」
...胸裏の怒大ならず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...*憤慨を胸裏に宿すこと勿れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...――思慮あるものも憤激によりて胸裏に念亂る――生みの母なるアルタイア...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アカイア列王の*胸裏の思傷ましむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...大地を震ふポセードーン其警戒は空(あだ)ならず、 135一老人の姿取り諸將と共に歩を進め、アガメムノーン衆の王アートレ,デースの右の手を取りて勵まし、翼ある言句を彼に陳じ曰ふ、『アートレ,デーよ、今しがた、アキルリュウスの無慙なる心、胸裏に喜べり、アカイア軍の敗亡と 140死滅を眺め喜べり、ああ彼微塵の知慮も無し、見よ彼やがて亡ぶべし、神靈彼を倒すべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...然るを彼は衆神の恐るる我に劣らずと胸裏に曰ふを憚らず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...斯くも胸裏に煩ひて思に惱むアキリュウス...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼の胸裏につぎ入れよ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...この知らせを受けた鎌倉中の武士は智定房の胸裏を察して悲嘆したとある...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...着想を紙に落さぬとも鏘(きゅうそう)の音(おん)は胸裏(きょうり)に起(おこ)る...
夏目漱石 「草枕」
...胸裏(きょうり)の図案は三分(ぶ)二で崩(くず)れた...
夏目漱石 「草枕」
...幾分か彼我の胸裏(きょうり)に呼応する或ものを認める事ができたが...
夏目漱石 「明治座の所感を虚子君に問れて」
...私の胸裏に根強く印象されたものであつた...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...これを見てくれということさ」戸田が上着の胸裏を返してみせた...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...美味しい料理――そういうものが絶えず彼の胸裏に浮かんでいたのである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...これは河内を出るときからの彼のかたい胸裏(きょうり)であった...
吉川英治 「私本太平記」
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