...何だか普通の人とは黒玉の置き所が少々違つて居るやうだ...
石川啄木 「雲は天才である」
...仕舞って置くにしても置き所もなし...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...鬚眉(すうび)の魂を蕩(とろ)かして此世の外ならで六尺の體を天地の間に置き所なきまでに狂はせし傾國(けいこく)の色...
高山樗牛 「瀧口入道」
...在り来たりの世帯道具は置き所のない家であるだけ...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...一体この置き所も悪いものですから」と云った...
寺田寅彦 「ある日の経験」
...眼の置き所が違うからだった...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...ほとんど五体の置き所を失った気色が...
中里介山 「大菩薩峠」
...如何(いか)にも心の置き所が高尚だ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...涙に濡れたこの袖に降りかかった身の置き所はどこにもない...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...身の置き所の無い様な失望と激しい情無さで...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...「鍵(かぎ)の置き所がわかりませんでして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...物の置き所も、してある室内の装飾も、以前と何一つ変わっていないが、はなはだしく空虚なものに思われた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「つれなさを昔に懲りぬ心こそ人のつらさに添へてつらけれ『心づから』(恋しさも心づからのものなれば置き所なくもてぞ煩ふ)苦しみます」「あまりにお気の毒でございますから」と言って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...色変はる袖をば露の宿りにてわが身ぞさらに置き所なきはずるる糸は(侘(わ)び人の涙の玉の緒とぞなりぬる)とだけ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...身の置き所もない気がした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...身の置き所がなくなった...
吉川英治 「三国志」
...生い立ちの置き所によれば...
吉川英治 「親鸞」
...身の置き所もない庵室だった...
吉川英治 「親鸞」
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