...それで山牛蒡の枯れたのや...
石川欣一 「可愛い山」
...葉も実も枯れたような色をしていますが...
石川欣一 「山を思う」
...彼の坊さんは草の枯れた広野を分けて衣の裾を高くはしょり霜月の十八日の夜の道を宵なので月もなく推量してたどって行くと脇道から人の足音がかるくたちどまったかと思うと大男が槍のさやをはらってとびかかるのをびっくりして逃げる時にふりかえって見ると最前情をかけてくれた亭主である...
井原西鶴 宮本百合子訳 「元禄時代小説第一巻「本朝二十不孝」ぬきほ(言文一致訳)」
...皺枯れた声を張り上げた...
海野十三 「千早館の迷路」
...そしてそれから広い/\松原の醜く真赤に枯れた状(さま)がまざ/\と彼の目の前に現はれて来るのであつた...
相馬泰三 「夢」
...枯れた草のようにやつれて寝ていた...
太宰治 「故郷」
...枯れた葉を一枚一枚むしりとってやった...
太宰治 「善蔵を思う」
......
種田山頭火 「旅日記」
...枯れた梢の間(あいだ)から見通される...
永井荷風 「狐」
...わが感激の泉とくに枯れたり...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...公の清らかに老い枯れた姿と...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
......
野口雨情 「枯草」
...焼けトタンと枯れた雑草と...
野村胡堂 「九つの鍵」
...枯れた花の美しさは...
林芙美子 「生活」
...私は水の枯れた六角の噴水の石に腰を降ろして...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...淺い枯れたやうな河床から湯が吹きこぼれてゐた...
林芙美子 「摩周湖紀行」
...狐色に冬枯れた茅戸の山を背にして...
松濤明 「春の遠山入り」
...半ば枯れた雑草を戦(そよ)がせて吹く風...
山本周五郎 「青べか日記」
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