...そのために生身を削られるようで瘠(や)せるのよ...
泉鏡花 「婦系図」
...院長(ゐんちやう)はモイセイカの瘠(や)せた赤(あか)い跣足(はだし)の踝(くるぶし)を見(み)て思(おも)ふた...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...院長(いんちょう)はモイセイカの瘠(や)せた赤(あか)い跣足(はだし)の踝(くるぶし)を見(み)て思(おも)うた...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
......
陀田勘助 「手をさし延べよう!」
...だが櫟がずん/\と瘠地に繁茂して行くやうに村には丈夫な子供が殖えて行く...
長塚節 「隣室の客」
...亭主(ていしゆ)は五十恰好(がつかう)の色(いろ)の黒(くろ)い頬(ほゝ)の瘠(こけ)た男(をとこ)で...
夏目漱石 「門」
...また瘠せるんじゃないんですか...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...単(ひとえ)にこの瘠我慢に依(よ)らざるはなし...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...彼は瘠せた、靜脈の透いて見えるやうな美しい皮膚の少年だつた...
堀辰雄 「燃ゆる頬」
...「芸」に瘠するの思いさえした...
正岡容 「小説 圓朝」
...その東側から登りかけて居る糸瓜(へちま)は十本ほどのやつが皆瘠(や)せてしもうて...
正岡子規 「九月十四日の朝」
...あの白象は大へん瘠(や)せて小屋を出た...
宮沢賢治 「オツベルと象」
...胴の瘠せたところ...
室生犀星 「故郷を辞す」
...「ずいぶん瘠せたね...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...そうして同時にその「美しい凄さ」にさながら奴隷のように支配されている妻木君――若先生の姿がこの上なくミジメに瘠せて見えたからである...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...幽霊みたように青白く瘠せこけたソバカスだらけの顔で...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...瘠(や)せていて...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...癰疽と侍人瘠環とを主(やど)とせば...
和辻哲郎 「孔子」
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