...併し汝が瘠肱を張つて力んでも小説家ぢやア銭が儲からんぞ...
内田魯庵 「貧書生」
...ひどい瘠(や)せ型の...
海野十三 「空中墳墓」
...過日御示(おしめし)被下(くだされ)候(そうろう)貴著瘠我慢中(やせがまんちゅう)...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...瘠(や)せこけた両腕を伸ばして何か盛んに我鳴り立てた...
谷譲次 「踊る地平線」
...鶴のような瘠せ首をぐいと伸ばしながらたっぷり半時間は鏡の前を動かずに...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...政治は馬上提灯の覚束(おぼつか)ないあかりにほくほく瘠馬(やせうま)を歩ませて行くというのが古来の通則である...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...到(いた)る處(ところ)荒(あ)れた藪(やぶ)の端(はし)や土手(どて)の瘠(や)せた篠(しの)の梢(こずゑ)に乘(の)り掛(かゝ)つて...
長塚節 「土」
...木が瘠(や)せたな……と思う頃...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...瘠(や)せた男も手巾(ハンケチ)を袂(たもと)に収めて歩行き出す...
夏目漱石 「虞美人草」
...たかの知れた京都の山だ」瘠(や)せた男は何にも云わずににやにやと笑った...
夏目漱石 「虞美人草」
...瘠(や)せぎすの紳士で...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...蒙古犬の瘠(や)せて細長くて...
夏目漱石 「門」
...その際不幸にもこの大切なる瘠我慢(やせがまん)の一大義を害したることあり...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...Lawsuits make the parties lean, the lawyers fat.(ドイツ)訴訟は原被告を瘠(や)せさせ...
穂積陳重 「法窓夜話」
...はるばる山手(のて)からその交渉にきてくれた瘠せた下足番の爺さんへ...
正岡容 「小説 圓朝」
...色の蒼(あお)い、瘠(や)せた、骨細の若者ではあるが、病身ではない...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...この貧乏な瘠せおやじが...
夢野久作 「爆弾太平記」
...なんじゃな」「瘠(や)せた……どうしてそんなに瘠せたんですか」「牢舎(ろうや)の中で...
吉川英治 「宮本武蔵」
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