...風の音はだん/\烈しくなつてゆくやうに思はれる...
石川啄木 「新しい歌の味ひ」
...痛烈なる煩悶はない...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...嗚呼、壯烈も、この涙ありての事也...
大町桂月 「國府臺」
...事は忠勇義烈に關す...
大町桂月 「狹山紀行」
...やがて彼女から熱烈な手紙が来るやうになり...
高村光太郎 「智恵子抄」
...一帯に強烈な臭気が――人間の臓物が腐敗して行く臭気が流れてゐることであらう...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...この日残暑の夕陽(せきよう)烈しきに山谷の遠路(えんろ)をいとはずしてわが母上も席に連(つらな)り給ひぬ...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...しかし、樹の隙間(すきま)を洩れて照りつける南国の陽は、猛烈に暑くて、到底、我慢ができない位である...
中村地平 「南方郵信」
...しかし自分を罵らせるようにする相手をば更に烈(はげ)しく罵った...
夏目漱石 「道草」
...恥かしいとは思いませんか」平次の言葉は丁寧ですが峻烈でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さて落語家――寄席芸人という奇天烈(きてれつ)な門構えの前までやってくると...
正岡容 「小説 圓朝」
...烈しいところがある...
三木清 「西田先生のことども」
...青い旗を高く高くあげてまるでオーケストラの指揮者のやうに烈しく振りました...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...今や「どこまでも生きぬいてゆこう」とする烈しいちからが生れたのである...
山本周五郎 「日本婦道記」
...けれどくいいるような烈しい眼つきで...
山本周五郎 「柳橋物語」
...翁の本来の地金をあらわしてトテモ猛烈な稽古になって来る...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...その烈々たる光焔の中に大地を四十五度以上の角度から引き包んでいた...
夢野久作 「巡査辞職」
...實際K―君と別れてから急に私は烈しい疲勞を覺えてゐたのだ...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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