「漏」の意味
液体や情報が外に洩れること
小説での「漏」の使い方
...俊助は苦笑(くしょう)を漏(もら)したまま...
芥川龍之介 「路上」
...忍男が思ひの限りを漏れなく傳へんとの苦心も見えるまで...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...けっして漏れ聞かれないように...
江戸川乱歩 「影男」
...いづれ浮世には漏れざりけり...
高山樗牛 「瀧口入道」
...会心の笑を漏らして...
辰野隆 「浜尾新先生」
...癇癪(かんしゃく)持ちの通武はいつも怏々(おうおう)として不平を酒杯(さけ)に漏らしつ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...浪子はかすかに吐息を漏らしぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...なし遂げないうちに他人に漏らしてはいけない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...以上は單に前人の考へたことに就いて一二の遺漏を拾つてみたまでゞあるが...
内藤湖南 「易疑」
...所が是は私の疎漏でありまして...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...あゝ漏(も)つちや」夫婦(ふうふ)は相談(さうだん)して...
夏目漱石 「門」
...萬遺漏無き注視の眼を向ける事を怠りませんでした...
西尾正 「陳情書」
...輕侮するやうな言葉を漏らしてゐた...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...疊の間から床板の隙間を漏れ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...逃げ足速い敵の大将を討ち漏らすものかという一心から...
藤野古白 藤井英男訳 「戦争」
...大混乱してじゃじゃ漏れ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...かくこころづきおのれかへり見るとき微笑みの漏るる...
室生犀星 「忘春詩集」
...「有漏」という字が...
横光利一 「夜の靴」
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