...生残った戯作者の遺物どもは法燈再び赫灼として輝くを見ても古い戯作の頭ではどう做(し)ようもなく...
内田魯庵 「四十年前」
...最後まで残ったのはやっぱり彼(か)の強慾なる湖畔亭のあるじでした...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...あとに残ったのは...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...あれだけ残ったら...
太宰治 「薄明」
...出発の前々夜、合宿引上げの酒宴(しゅえん)が、おわると、皆は三々五々、芸者買いに出かけてしまい、残ったのは、また、舵の清さん、七番の坂本さん、それと、ぼくだけになってしまいました...
田中英光 「オリンポスの果実」
...垣で夕日のさし残ったところと...
田山花袋 「田舎教師」
...最後に私の頭に残った日本画部全体の印象は...
寺田寅彦 「帝展を見ざるの記」
...小枝の先に散り残った枯れ/\の紅葉が目に見えぬ風にふるえ...
寺田寅彦 「森の絵」
...長く気管支に残った...
徳田秋声 「黴」
...残ったものにあまり大した力を入れる必要はないように見える...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...くっきりと残ったのみであった...
豊島与志雄 「子を奪う」
...生き残った同級者を見いだしては泣いている...
永井隆 「長崎の鐘」
...ただここに残ったものは...
中谷宇吉郎 「二つの序文」
...木屑(きくず)が紛(まぎ)れて残ったのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なお執念(しゅうね)く目に残った...
室生犀星 「お小姓児太郎」
...「決闘をしにいったよ」右衛門は飯の残った茶碗を取上げながら...
山本周五郎 「思い違い物語」
...その匂いはいつまでも舌に残った...
山本周五郎 「さぶ」
...すこし正気の残った者なら...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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