...彼女は殊勝顔で賞賛された...
...彼の殊勝顔に感心した...
...彼の父親は殊勝顔で仕事をしていた...
...決してがさつな態度を取らず、殊勝顔を保った...
...彼女の殊勝顔に親しみを感じた...
...かの鰯の頭も信心柄の殊勝な連中が...
石川啄木 「葬列」
...その志の殊勝なのに...
泉鏡花 「婦系図」
...一夜道心の俄坊主(にわかぼうず)が殊勝な顔をして...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...さりながら人気(じんき)の奴隷(どれい)となるも畢竟(ひつきやう)は俗物(ぞくぶつ)済度(さいど)といふ殊勝(しゆしよう)らしき奥(おく)の手(て)があれば強(あなが)ち無用(むよう)と呼(よ)ばゝるにあらず...
三文字屋金平 「為文学者経」
...喃々(なんなん)私語して歩いているところを見ては殊勝であることを...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...しかも大いに殊勝とでも思ったんだろう...
大杉栄 「続獄中記」
...翌(あく)る日から殊勝らしく江戸の神社仏閣をめぐって拝み...
太宰治 「新釈諸国噺」
...わざと殊勝(しゅしょう)らしい答をした...
谷崎潤一郎 「少年」
...殊勝な面(かお)をして神様に拝礼することですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...それはお若いに御殊勝のことでございますな...
中里介山 「大菩薩峠」
...殊勝な信仰心がそうさせたのではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...殊勝らしく持ちかけて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ちょいと待って下さい」小三郎は殊勝らしく仏様の前で線香などを上げて居りましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのうちに、香染(こうぞめ)の衣を着た、青白い顔の、人気のあった坊さんが静々と奥院の方から仄(ほのか)にゆらぎだして来て、衆生(しゅじょう)には背中を見せ、本尊菩薩(ぼさつ)に跪座立礼(きざりつれい)三拝して、説経壇の上に登ると、先刻嫁を罵(ののし)り、姑をこきおろした女(ひと)たちが、殊勝らしく、なんまいだなんまいだと数珠(じゅず)を繰っておがむ...
長谷川時雨 「西川小りん」
...殊勝なことさ...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...べつに勉強がしたいなどという殊勝(しゅしょう)な心ではなかった...
本庄陸男 「白い壁」
...この紙だの切手を貼った封筒だのをもって行ったのは殊勝でしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もともと僕はあなたをお助けしようなどと殊勝な心掛けで御介抱したのではありません...
横光利一 「上海」
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