...樺色で長くて肥つてゐる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...節だらけの荒けずりの樺色の板や...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...」]樺色の日覆が来る日も来る日も拡げた蝙蝠の片羽のかたちで垂れさがっていた...
鷹野つぎ 「窓」
...中の黒い緑の樺色(かばいろ)をした靄のような雲が地平線に盛りあがっていて...
田中貢太郎 「太虚司法伝」
...根本より木末に至るまでむらなく樺色に染まりながら...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...樺色(かばいろ)の雲が一つ波立たぬ海の様な空に浮いて居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ひいた窓帷(まどかけ)越(ご)しに樺色(かばいろ)の光がさして居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...樺色と水色の空が融け合っている...
外村繁 「日を愛しむ」
...眞白い壁と薄樺色に塗られた木具とに...
「修道院の秋」
......
野口雨情 「雨情民謡百篇」
...樺色の野兎の足で...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...黄に樺色をまぜたような……粉白粉なら肌色(オータル)の三番ってとこね」「肌色でなんかないわ」「黄土(おうど)色っていうのかな」仲間は煙草の煙をふきだしながら...
久生十蘭 「肌色の月」
...櫟林の奥で捕獲した一個のムラサキ蝶を験めようか! 樺色地に薄墨の豹紋を散らして...
牧野信一 「冬日抄」
...彼方(かなた)の床の間の鴨居(かもい)には天津(てんしん)の肋骨(ろっこつ)が万年傘に代へてところの紳董(しんとう)どもより贈られたりといふ樺色(かばいろ)の旗二流おくり来しを掛け垂(たら)したる...
正岡子規 「病牀六尺」
...樺色の光を庭一面に注ぎかけている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
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八木重吉 「貧しき信徒」
...乳首(ちくび)のまわりの薄い樺色(かばいろ)が...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...うすい樺色に似た光は出たが...
吉川英治 「銀河まつり」
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