「榾火」の意味
薪を燃やして作る火
「榾火」の例文(場面別)
- 日常会話冬のキャンプでは、榾火を囲んでみんなで話すのが楽しみだ。
- 文学・詩榾火の揺らめきが、夜の静けさを一層深く感じさせた。
- 歴史・文化昔の村では、榾火を囲んで村人たちが集まり、話し合いをしていた。
小説での「榾火」の使い方
...榾火(ほたび)の明(あか)りに似た赤光(しゃっこう)が...
芥川龍之介 「神神の微笑」
...あの洞穴の榾火(ほたび)の思い出は...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...煤(すす)けた榾火(ほたび)の光りの中にがつがつ薩摩藷を頬張つてゐた...
芥川龍之介 「一塊の土」
...榾火(ほたび)にあたりながら朝食をすます...
大下藤次郎 「白峰の麓」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...榾火(ほたび)の色を見ながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...土間に大きな榾火がいぶり...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...あかあかと榾火の燃え上るのが物語りめいて水の面に映る頃まで...
三好達治 「一點鐘」
...このごろ榾火を焚いてうたた寝するのが楽しみになりました...
室生犀星 「あじゃり」
...榾火の温かさがしてくるとお咲の背中にさはらうとしたが...
室生犀星 「命」
...榾火(ほたび)の煤(すす)でまっ黒になった天井を見あげた...
吉川英治 「親鸞」
...榾火(ほたび)の明りすらも洩(も)らしている家はなかった...
吉川英治 「源頼朝」
...炉に燃える榾火(ほたび)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ゆきゆけどいまだ迫らぬこの谷の峡間(はざま)の紅葉時過ぎにけりこの谷の峡間を広み見えてをる四方の峰々冬寂びにけり岩山のいただきかけてあらはなる冬のすがたぞ親しかりける泥草鞋踏み入れて其処に酒をわかすこの国の囲炉裏なつかしきかなとろとろと榾火(ほだび)燃えつつわが寒き草鞋の泥の乾き来るなり居酒屋の榾火のけむり出でてゆく軒端に冬の山晴れて見ゆとある居酒屋で梓山村に帰りがけの爺さんと一緒になり...
若山牧水 「木枯紀行」
...言葉少なの番人は暫く榾火を焚き立てた後に...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...一人の老爺と二人の若者とが其処の川原に榾火を焚きながら石を起し...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...流れの白い飛沫と榾火の煙との間に動いている三人の姿は如何にも寂しいものに私には眺められた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...どんどと燃える榾火の側に運ばるる鮎の数もそれにつれて多くなった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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