...末世末代名は残る...
芥川龍之介 「庭」
...或時、小使室の前の井戸端で、六七人も集つて色々な事を言ひ合つてゐた時に、豊吉は不図其事を言ひ出して、散々に笑つた末、『新太と藤野さんと夫婦になつたら可(よ)がんべえな...
石川啄木 「二筋の血」
...自分に耳だれの膿の仕末をしてもらって...
太宰治 「人間失格」
...そして末尾に三銭切手が返してあるのだ...
辰野九紫 「青バスの女」
...前世紀末から今世紀初にかけて流行したいわゆる「生の哲学」というものこれである...
田辺元 「メメント モリ」
...一ばん始末のわるいのが...
谷譲次 「字で書いた漫画」
...いつか早稲田(わせだ)の応接間で先生と話をしていたら廊下のほうから粗末な服装をした変な男が酔っぱらったふうでうそうそはいって来て先生の前へすわりこんだと思うと...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...一月末の寒中で、北風が吹き荒れることもあり、氷雨が降ることもあった...
豊島与志雄 「別れの辞」
...先のは幸にこつそりと始末した...
長塚節 「隣室の客」
...その顛末を悉(ことごと)く知っている私は非常な危険を冒して...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...爺さんは粗末なベッドに横たわり...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...これを言い終った末...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...特に末尾にその稿了の日附を記して置いたのだが...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...日本へ入って来た人々の末(すえ)でもあるように...
柳田国男 「木綿以前の事」
...わが心の行末を知らず...
夢野久作 「白くれない」
...美奈子は末の娘の児(こ)を抱いて火鉢の前に目を泣き脹(はら)して座つて居た...
與謝野寛 「執達吏」
...もっともっと敵部隊の末端にある大荷駄隊(おおにだたい)(輜重(しちょう))へ...
吉川英治 「新書太閤記」
...ペル・ュウ村の木立の上に風車の廻っているロダンさんの粗末なお宅につくと...
吉行エイスケ 「バルザックの寝巻姿」
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