...非常に高いものと代へる野蛮人の愚かさを笑ひましたが...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...本当にどうしてまたそんな愚かしい暴虐をなさつたのか...
太宰治 「右大臣実朝」
...まあこれは愚かな私どもの推参な気の迷ひに違ひないのでございませうけれども...
太宰治 「右大臣実朝」
...殆ど愚かといってもいいくらいの努力をして生きて参りました...
太宰治 「わが半生を語る」
...猫は愚か人間に対しても...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...「私は自分の愚かしい無知のお陰で本当に辛くも堕落を免れたのね...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...世界は自分らのためにのみできているとばかり思っているわれわれ愚かな人間は茫然(ぼうぜん)としてテントの小窓からこの恐ろしい生命のあらしをながめてため息をつくであろう...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...中村は愚かしい芳太郎に...
徳田秋声 「足迹」
...自分の愚かな苦悩を隠そうともしない悟浄(ごじょう)は...
中島敦 「悟浄出世」
...わたしたちにふりかかったあの愚かしい不正を笑うのでなければ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...愚か者はそれを悪徳と呼ぶんだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...愚かな愚かな瞞(だま)され者よ!――自分の爲めを思つてみてももう少し氣が利(き)きさうなものではないか...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...あれほどまでに愚かなる読者ではあるものゝ...
牧野信一 「「尾花」を読みて」
...厭々ながら眼鏡を眺いてゐる愚かな見得坊に過ぎなかつた...
牧野信一 「鏡地獄」
...そして常に幼年時代の愚かしく感傷的な追憶家である私は...
牧野信一 「毒気」
...おお、この涙の熱さこそ、愚かしい、しかし愛すべきこの一人の弟子が命賭けて己の上をおもうてくれている真心の熱さに他ならないのだ...
正岡容 「小説 圓朝」
...実朝の造詣(ぞうけい)の深き今更申すも愚かに御座候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...愚かな女というようなおのずからな差別をうけながらも...
宮本百合子 「新しい船出」
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