...相手は恐れ入るだろう」特務機関長は...
海野十三 「鬼仏洞事件」
...その墓の下から友達の恐れ入る顔を覗いてみたくて溜らなくなつたらしい...
薄田泣菫 「茶話」
...」と津田氏は私の笑いを他の事と勘違いしたらしく、「水っぱなみたいな薄いソップの水たきなんざ、恐れ入るからね...
太宰治 「惜別」
...恐れ入るばかりである...
太宰治 「天狗」
...寒さ凌(しの)ぎに一献(いっこん)参(まい)らせる」「催促をしたようで恐れ入るな」「拙者ひとりで寒さ凌ぎをやろうと思うていたところ...
中里介山 「大菩薩峠」
...それでなければかように恐れ入ると云わんよりむしろ悄然(しょうぜん)として...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「お前が恐れ入ることはないさ...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...先ほどから異様の連発で少々恐れ入るが...
久生十蘭 「魔都」
...なんだ」「ぶしつけで恐れ入るのですが...
久生十蘭 「雪間」
...月のお蔭でさうあるのを月幸ひすと云ひ又それを広く村全体に及ぼした差略など唯々恐れ入る...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...たいへん幼稚なもので恐れ入るが...
堀辰雄 「ハイネが何處かで」
...恐れ入る外はござりませぬ」すると...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...T「気障言うないこの禿げ頭ッ!」タハッと徳兵衛恐れ入る...
山中貞雄 「なりひら小僧」
...警視庁の親切なのに恐れ入るなぞ...
夢野久作 「お茶の湯満腹談」
...「オオそんなに恐れ入るには及ばぬ...
夢野久作 「白髪小僧」
...おそれいりました」「ただ恐れ入るじゃあ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...『甚だ恐れ入るが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...……暫く』『何ぞまだ……?』『お願いがござります』『仰っしゃってみるがいい』『余(よ)の儀ではありませぬが、介錯人が、腕に聞えのある高安平四郎とあれば、私も身躾(みだしな)みして、立派に死にたいと存じます』『いや、尤(もっと)もなおことば』『就(つい)ては、甚だ恐れ入るが、妻の許まで、使を走(は)せて、水装束(みずしょうぞく)を取寄せたいと存じますが、お許し下さいましょうか』『はて、其許(そこもと)に、妻がござったか』『萩井十太夫殿の娘小夜は、十太夫殿の御病気のため、挙式は取り遅(おく)れましたなれど、自分の云い交した妻に相違ございませぬ...
吉川英治 「夏虫行燈」
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