...「夢の中を怪しいものに誘い出されて...
泉鏡花 「悪獣篇」
...例の怪しい声だ!」千二の胸はどきどきして来た...
海野十三 「火星兵団」
...怪しい人物が二三人うろついていたという話ですよ...
海野十三 「空中漂流一週間」
...怪しいソ連人に注意を向けるのを怠(おこた)ったのだ...
海野十三 「空中漂流一週間」
...下をむいて笑っている怪しい東洋人の顔を眺めて見た...
海野十三 「爆薬の花籠」
...(あの怪しい女の首は...
海野十三 「四次元漂流」
...あの怪しい大型自動車の運転手には違いないが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...怪しい人影が戸口に近づいて扉をことことと打ちはじめた...
田中貢太郎 「悪僧」
...「今日まで気が注きませんでした、さあ、どこにおりましょう、この辺(あたり)は、あんなお坊さんが好く往来(ゆきき)しますから」そう云って主翁は何か思いだしたように、「そのお坊さんの中には、いろんなお坊さんがありますから、うっかりお坊さんと知己(しりあい)になってはいけませんが、あのお坊さんなら大丈夫でございましょう」「何か坊主について、かわった話でもあるかな」「へえ、おかしな話がありますよ、この山の中に、怪しいお坊さんがいて、そのお坊さんのことを云う者があると、そのお坊さんに生命(いのち)を奪(と)られると云いますが、それがどんなことやら、べつに何人(だれ)が生命を奪られたと云う者もなければ、そのお坊さんを見たと云う者もないが、そんな噂をする者がありますよ」「そうかな、まあ、まあ、怪しい坊主でも、碁が上手なら良(い)いな」翌日になると彼(か)の僧がまた来た...
田中貢太郎 「竈の中の顔」
...僧は怪しいその顔を見つけたのか眼を瞋(いか)らしてその方を睨(にら)んだところであった...
田中貢太郎 「竈の中の顔」
...白粉(おしろい)をつけた怪しい女も通って往った...
田中貢太郎 「水魔」
...怪しい首は、前日、山屋敷の門口の板橋の袂で切られた罪人の首であった...
田中貢太郎 「花の咲く比」
...木札を入れた主人の怪しいそぶりに心が往った...
田中貢太郎 「妖怪記」
...それがはなはだ怪しい...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...――矢張りあのお夏という娘が怪しいんじゃありませんか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...怪しい男女の乗った自動車を東京駅まで跟けて行く途中で...
夢野久作 「殺人迷路」
...おのれこそ怪しいやつ...
吉川英治 「江戸三国志」
...『君の生活改善なるものも甚だ怪しい次第さ...
渡辺温 「絵姿」
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