「彩」の意味
いろどり。美しい色合い
小説での「彩」の使い方
...取材表現のみならず、色彩に於ても、新しい感覚に依つてゐたものでありました...
上村松園 「旧い記憶を辿つて」
...その体の色彩がすこぶるおもしろい...
丘浅次郎 「自然界の虚偽」
...色彩に於けるトオンと別種のものではない...
高村光太郎 「触覚の世界」
...文(ふみ)雲(くも)に別(わか)れて野(の)に降(お)りし雨(あめ)のこヽろのやるせなさ思(おも)ひまゐらせ候(そろ)※空(そら)になげたる彩文(いろぶみ)は森(もり)にかヽりし虹(にじ)かいな...
竹久夢二 「桜さく島」
...色彩の変化に富むことはおそらく春の野に劣(おと)るまい...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...色彩と絵具とが必要になるだろうからね...
R.W. チェンバース R.W. Chambers The Creative CAT 訳 「四風の街」
...セイがこの定義のうちで経済学に与えた自然科学的色彩は...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...しかし大急ぎで此の瞬間の光彩を攫まうとして藻掻いて居る私には...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...それは同君の色彩に関する鋭敏な感覚である...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...色彩は余分の刺激によって象徴としての暗示の能力を助長するよりはむしろ減殺する場合が多いであろう...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...その彩色は殊更に絢爛(けんらん)たらん事を務め全体の調子に注意する処なし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...それらの物のハデな艶(なまめか)しい色彩はかえって男気(け)のない家の内の静寂をばどうかすると一層さびしく際立(きわだ)たせるように思われる事があった...
永井荷風 「寐顔」
...画家だけに形体も色彩もちゃんと整って出来ている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...それが却って今日では最も回教的な最もアラビア的な色彩を持つようになったというのは何故だろう?それを理解するためにはカイロ発展の沿革について一瞥する必要がある...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...低く降りた五彩の雲となつて居りました...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...彩色でこう立派に描いて下せえな」というのが大へん可笑しい...
正岡容 「我が圓朝研究」
...また学生の間でも右翼と左翼との色彩がはっきり分れ...
三木清 「読書遍歴」
...好んで自分の主觀的色彩を作品に出す先生は...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
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