...底抜けのところがあります...
太宰治 「風の便り」
...底抜けの上天気である...
中島敦 「環礁」
...あるものは底抜けの明るさをもって...
中島敦 「悟浄出世」
...茶谷金弥の底抜けの贅沢な生活が...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...底抜けの夢のようなものが絡(から)みあっている...
原民喜 「火の唇」
...底抜けに善良な心がわれわれに強制しているのですよ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...底抜けにひとのいいシヅに養われるようになってから...
久生十蘭 「あなたも私も」
...踊屋台(おどりやたい)がくる、地走り踊がくる、獅子頭(ししがしら)、大神楽(だいかぐら)、底抜け屋台、独楽(こま)廻し、鼻高面(はなたかめん)のお天狗さま...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...岸井のやった風呂の底抜けさわぎを僕がやり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...気安くて、親切で、底抜けで、とても軽率なのです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...底抜けの笑いを発散...
正岡容 「寄席行燈」
...これも後には底抜けて...
南方熊楠 「十二支考」
...という底抜けに活溌(かっぱつ)な騒ぎが続いた...
山本周五郎 「青べか物語」
...あのとおり底抜けの道楽者に...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...うぬのような底抜けのど阿呆のおっちょこちょいにゃ...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...すたれ釘世をすぢかいになり下(さが)る底抜け徳利のチリンカラカラ古釘と底抜け徳利の風鈴は阿弥陀も知らぬ極楽の音その蒲鉾板の裏表を手に取って引っくり返して見ながらニッコリと笑った良助は...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...この大悪魔「脳髄」の怪作用……ノンセンスの行き止まり……アンポンタンの底抜けとも形容すべき簡単...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そう主人のように底抜けな馬鹿さにはなかなかなれるものではなく...
横光利一 「機械」
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