...骨(こうこつ)の名の高い彼の頸(くび)はいかなる権威にも屈することを知らない...
芥川龍之介 「お時儀」
...威武も屈する能わず...
大隈重信 「始業式訓示」
...それに屈する彼ではなかった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...指を屈すれば、十八年前の事也...
大町桂月 「妙義山の五日」
...己れより強きものには輙ち屈す...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...一様におそろしく退屈することがあるので...
太宰治 「愛と美について」
...退屈するとナオミの云い草はきっとそれでした...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...日本の国民はなる程官憲的なものには容易に腰を屈するエティケット(儀礼)を知っている...
戸坂潤 「思想動員論」
...退屈するなんて! おほかた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...磯山逃奔(とうほん)すとも争(いか)で志士の志の屈すべきや...
福田英子 「妾の半生涯」
...獨り居をなさることは退屈です――あなたには退屈すぎます...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...また退屈するだらう...
牧野信一 「昔の歌留多」
...病竜眠るにその膝を屈するなり...
南方熊楠 「十二支考」
...また再び作家にかたことを云わせるような非条理な強権に決して屈することのないように...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第五巻)」
...こういうよび方は余りに卑屈すぎる」と思ったのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しかし前述の通り旧門下といっても指を屈する程度にしか残存していないので...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...しかし少しも屈する容子はなく...
吉川英治 「上杉謙信」
...他家へ行って膝を屈するような事を滅多(めった)にしない大名育ちの自分の気儘(きまま)は出すべきでないと...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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