...通り少ない往還が...
石川啄木 「赤痢」
...小砂利の少ない処を撰るようにして...
伊藤野枝 「転機」
...その減りかたが少ないのを木版屋の都築(故人)が感心してゐた...
小穴隆一 「二つの繪」
...此種類は収穫が甚だ少ないため...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ほんとうに少ないのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...地殻の構造について吾人(ごじん)の既に知り得たところは甚だ少ない...
寺田寅彦 「地震雑感」
...決して価値が少ないというのではない...
中谷宇吉郎 「千年の時差」
...ハンブルグは西洋に例の少ない公娼(こうしょう)制度の行わるる所である...
新渡戸稲造 「自警録」
...凡(およ)そコンナ風で無資金の塾も維持が出来たが、その時の真面目(しんめんもく)を申せば、月末などに金を分配するとき、動(やや)もすれば教師の間に議論が起るその議論は即(すなわ)ち金の多少を争う議論で、僕はコンなに多く取る訳(わ)けはない、君の方が少ないと云(い)うと、「イヤ爾(そ)うでない、僕は是(こ)れで沢山だ、イヤ多い、少ないと、喧嘩のように云(いっ)てるから、私は側(そば)から見て、「ソリゃ又始まった、大概にして置きなさい、ドウせ足りない金だから宜(い)い加減にして分けて仕舞(しま)え、争う程の事でもないと毎度笑(わらっ)て居ました...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...豆腐賣りでさへ此裏路へ來る事は極て少ないのである...
正岡子規 「九月十四日の朝」
...もとからいた女房も実家へ行っていたりして人数は少ない時だったのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自然の所業にはそれが少ない...
柳宗悦 「苗代川の黒物」
...しかしこの特色ある石屋根に付て注意した人は極めて少ないと見える...
柳宗悦 「野州の石屋根」
...奄美(あまみ)大島の最も外部と交通の少ない地域にも...
柳田国男 「年中行事覚書」
...どの條文を見ても「義務」といふ文字は少ない...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...片方が山盛で片方が少ない...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...少ない言葉で抜きさしならぬ理窟をいう...
横光利一 「夜の靴」
...何しろ平地の少ない溪間の事ゆゑ...
若山牧水 「樹木とその葉」
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