...まっ白な広間の寂寞(せきばく)と凋(しぼ)んだ薔薇の莟(つぼみ)のと...
芥川龍之介 「女」
...安らかな寂滅(じゃくめつ)の意識であった...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...この空しく寂しい心は彼を驅つて又古い日記帳を取出させた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...深刻な寂寥がやつて來たらどうであらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...ようやく寂寞が再びあたりを領し...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...常示二寂滅相(じゃくめつのすがた)一...
高神覚昇 「般若心経講義」
...……雪国を読む、寂しい小説だ、康成百パアの小説だ、人生は一切徒労か、情熱いたづらに燃えて、燃えつくすのか!よい日であつた、よい風が吹いた、よい人生であれ...
種田山頭火 「旅日記」
...自分の世界が急に寂しくなったようにも感じた...
徳田秋声 「あらくれ」
...お増の心はまた旧(もと)の寂しさに反(かえ)った...
徳田秋声 「爛」
...ごじょ……と言って寂滅したのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...要は、ただ、寂しく、寒々と貧しく暮してゐる母親を想像したのが、彼のはやまりだつたに過ぎぬのである...
牧野信一 「裸虫抄」
...この男の寂しがりの歌にあてられて...
牧野信一 「露路の友」
...松平紀義は私がポスターを見てから間もなくまたまた何かの事件を起こして捕縛され寂しく獄死してしまったが...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...しのやはぎのやうな一色の寂しさではない...
室生犀星 「故郷を辞す」
...雪は冬の庭に永く眠つてゐるほど寂寞である...
室生犀星 「冬の庭」
...何んだかこう利用してしまった土地というような風で、寂し気に、貧乏らしく見えている...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...あるいは連寂衆(れんじゃくしゅう)という一種の部落があって...
柳田国男 「母の手毬歌」
...これによって寂しい太陽の子孫たちを慰安し...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
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