...墺軍の交通線を脅威して墺軍を屈伏せしめんとしたが...
石原莞爾 「戦争史大観」
...その一回ごとにますます甚だしくブルジョア社會の全體の存在を脅威してゐる事實を擧げれば足りる...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...」父は威しつけるやうに鋸の腹で白く干割れた樹の肌をこつこつと叩いてみせた...
薄田泣菫 「独楽園」
...困って村の人を威して...
田中貢太郎 「放生津物語」
...そこで、「こんだ、また近路があったらね」と騙し騙し、たとえ近路らしいものがあっても、この路を上れば飛んでもない処に行ってしまうと、威したりして、暫くはまた右に折れ左に曲る街道を登り続けて行ったが、一郎がもう我慢できないように、「お父さん、お山まアだ」と繰返し、果ては、「ボクもう厭だ」なぞ路にエンコしてしまうので、あまり騙すのも不憫になり、到頭、もう二曲りか三曲りで山頂に出られそうな路の角で、物凄く藪、茨に覆われた急斜面の小路を発見すると、「一郎、こんな近路でも登って見るかい」、「ウン」勇み立った返事だった...
田中英光 「箱根の山」
...大股に鋭槍ふるひ敵の將ヘレノスめがけ威しよる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...かの丸天井のロマネスクの教会風な威厳のコケ威しは...
中井正一 「図書館協会六十周年に寄せて」
...短氣なおやぢを威したり賺したりいひくるめるのは村でも此の四つ又一人なのである...
長塚節 「芋掘り」
...家の仕事を助け、人を威し、吉凶を豫示し時々惡戯をなすなど歐洲の所傳に異ならぬ...
南方熊楠 「人柱の話」
...そうだとすれば「自」というマークは持ち主の身上を街上にさらして或る意味では示威しているような結果にもなり...
宮本百合子 「新しい美をつくる心」
...悪魔らしく威して...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...それほどはっきりした残忍非道をもって我々を脅威した事実は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...途中で威しだと気づいたが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...自分の躯に繩がかかるぞ」「そんな威しにひっかかるもんか」と云いながらおかねは立ちあがった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...これはとうてい威しではきかない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...議会等を圧迫脅威しつつ...
夢野久作 「近世快人伝」
...拳(こぶし)をかためたりして示威していた手下たちは...
吉川英治 「親鸞」
...あんたのその威し文句をうかがう先から...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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