...女たらしの大学生も...
芥川龍之介 「路上」
...お前はこの醜い女たらしの夢から脱却する日の一日も早く來らむことを祈る心持にもならなかつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...日本の女をして一足飛びに西洋の女たらしめようと教育した...
内田魯庵 「四十年前」
...女たらしの……」お千はまた興奮して...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...案外に女たらしの才能のある男のような感じがして...
太宰治 「たずねびと」
...荒(すさ)みきっていた女たらしの心を打ったのである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...因果(いんぐわ)ね」世の女たらし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...『間拔奴、見損やがつたか、汝(うぬ)、記憶(おぼ)えとけ、深川の芳(よし)兄いてで鳴らしたもんだい、手前達(てめいツたち)の樣な、女たらしに、一文たりとも貰ふ覺えはないぞ、ヘツ、どうだい、その面(つら)は、いやにキヨロツキやがつて、憚乍ら口惜しけりや腕ツコキで來い、白痴(ばか)ツ』『女たらし』の一言に力を罩めて憤怒の焔燃ゆるが如し、果然彼には一物あり...
萩原朔太郎 「二十三夜」
...これは大和屋の仕業か」「芸はうまいが大和屋は名代の女たらし...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...まず良家の良子女たらしめ...
福沢諭吉 「読倫理教科書」
...彼女が心の中で良人を「悪党」とか「女たらし」とか呼んで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...それでいて、女たらしです...
三好十郎 「肌の匂い」
...彼は通船会社きっての女たらしの名をとっている...
山本周五郎 「留さんとその女」
...そのほか、凝(こ)り性、厭(あ)き性、ムラ気、お日和(ひより)機嫌、胴忘(どうわす)れ、神経質、何々道楽、何々キチガイ、何々中毒、男あさり、女たらし、変態心理なぞの数を尽して百人が百人、千人が千人とも多少の精神異状的傾向を持たない者はない...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...どうも女たらしの手代(てだい)にしては...
吉川英治 「江戸三国志」
...「神崎は決して貴著のなかにあるような女たらしの道楽者ではなかった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...「あれで中々の女たらしなんでございますよ...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...口先だけ優しい女たらしとしてではなく...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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