...それは只全篇の大意を見のがさない上の話であります...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...殊に冒頭の一節はあの全篇に漲(みなぎ)つた写生的興味を破つてゐる...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...同時に全篇に流れる交響管絃樂でもある...
心猿 「荷風翁の發句」
...第九輯巻四十九以下は全篇の結末を着けるためであるから勢いダレる気味があって往々閑却されるが...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...心霊実験の場面が全篇の大部分を占めている...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...全篇にわたって牧野さんの筆がはいっているので...
中谷宇吉郎 「牧野伸顕伯の思い出」
...但し全篇を通じて若い男女の會話はあまり上出來にあらずと思ふ)○虚子曰く章坊の寫眞や電話は嶄新ならずもつと活動が欲しい(※石曰く章坊の寫眞も電話も寫生的に面白く出來て居る)○女と男が池の處へしやがんで對話する所未だ室に入らず...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...全篇を活動せしむるに足(た)るほどの戯曲的出来事だと深く興味を覚えたので...
夏目漱石 「倫敦塔」
...全篇の結びを付けるつもりである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...精神的に全篇の有機体的情調を破壊してゐる...
野口米次郎 「能楽論」
...そういう発想法はガリヴァ全篇のなかで繰返されています...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...――この三つのものをリルケが悲歌全篇にわたつて人生の重要な要素と考へてゐることは誰にも分かる位...
堀辰雄 「心の仕事を」
...そんな憧れの心のみで全篇が埋つてゐるものさへあつた...
牧野信一 「秋晴れの日」
...ことによると「牡丹燈籠」全篇を通じて相川老人が一番ありありと描けているかもしれない...
正岡容 「我が圓朝研究」
...やはり全篇をつうじてお露お米にカランコロンと下駄履かせた奇抜な構想にあり...
正岡容 「我が圓朝研究」
...全篇が物語として扱われているに相違ない映画...
宮本百合子 「現代の主題」
...即ち、永保元年に謫せられた正氏が、三歳のあんじゆ、当歳のつし王を残して置いたとして、全篇の出来事を、あんじゆが十四、十五になり、つし王が十二、十三になる寛治六七年の間に経過させた...
森鴎外 「歴史其儘と歴史離れ」
...また全篇の骨胎(こったい)をいささかでも完(まった)きに近いものとしておくことは訳者の任でもあり良心でもあろうかと思われる...
吉川英治 「三国志」
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