...全篇の中でも恐らくは最も落付かないものである...
阿部次郎 「合本三太郎の日記の後に」
...維新の大業を完成(かんせい)せしむるに余力を剰(あま)さざりし所以(ゆえん)にあらずや云々(うんぬん)」とは評論全篇の骨子(こっし)にして...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...日本の原著者が迚(とて)も想像もしなかったと思はれる程の精確細密を極めた描写が全篇にあふれて居りまして...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...こまかにまた全篇を通読することができるようになったから...
津田左右吉 「学究生活五十年」
...どこにもあくどいところやうるさいところがなくて上へ上へと盛り上がって行くような全篇の構成を観賞しつつ享楽することが出来るようである...
寺田寅彦 「映画雑感(5[#「5」はローマ数字、1-13-25])」
...この一節或は「風」全篇を読んでみると...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...「蟹工船」全篇の出来栄えから考えても...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...全篇に漂えるロマンチシズムの軽き色合に交錯し...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そういう意氣のところばかしで全篇を通しているのだから...
平山蘆江 「大菩薩峠芝居話」
...論者諸賢のため全篇通読の便利を計り...
福沢諭吉 「学問の独立」
...全篇をもの悲しげに流れてゐる...
堀辰雄 「「鎭魂曲」」
...それ故「或る女」全篇の読後感は...
宮本百合子 「「或る女」についてのノート」
...わたくしは全篇を読んで...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...この仔細又は理由の在るところはこの全篇を読み終られましたならば成る程と膝を打たれるところがあるでありましょう...
夢野久作 「鼻の表現」
...また全篇の骨胎(こったい)をいささかでも完(まった)きに近いものとしておくことは訳者の任でもあり良心でもあろうかと思われる...
吉川英治 「三国志」
...「新・平家物語」に盛るぼくの史観とか筋とか全篇の構成などは...
吉川英治 「随筆 新平家」
...『論語』全篇中堯舜に触れたものは...
和辻哲郎 「孔子」
...……全篇の着想も結構も軽い滑稽であって...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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