...全体が大きな中国のお皿(さら)のようで...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「眠りの精」
...どうしたらいいもんでしょうねえ」「そうですねえ」徴収員ももう顔全体が鼻と同じ色になっていましたが...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...イギリスによくある個人に貸しきりの特別急行列車全体が...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...村全体が動くのである)は村の年中行事の一つとして...
種田山頭火 「行乞記」
...ちょうど盆を伏せたような格好で全体が黄色い...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...ヨーロッパ全体が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...遠からず古きもの全体が腐って倒れてしまいそうな...
永井荷風 「妾宅」
...人類全体がひどい目にあわされそうである...
永井隆 「この子を残して」
...しかし、最後に、「して、いったい、この画は何を表現しているものですか」とたずねてみると、その科学者がいう、「あ、それには気づかなかった……」つまりこの科学者は、その絵の全体が、道釈(どうしゃく)だか、山水だか、人物だか、最後までわからなかったのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...室全体が煌々と輝いて...
中谷宇吉郎 「映画を作る話」
...魂全体が鳴くのだ...
夏目漱石 「草枕」
...不思議なのは、この郷里全体が、やはらかい自然の調子を喪つて、何か残酷な無機物の集合のやうに感じられることであつた...
原民喜 「夏の花」
...身体全体がクスグったい感じ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...病室全体が妙に滅入り込んで了ふことがあつた...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...店全体がびりびりと震えて...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...社会全体が源氏を惜しみ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...暗い気持に船全体が包まれている事実を...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...この世の中の全体が...
蘭郁二郎 「蝕眠譜」
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