...父は心の底から本当の怒りを催したらしかった...
有島武郎 「親子」
...こう云う催しも時局への遠慮から追い追い困難になるらしいので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...碁会を催したりしている...
豊島与志雄 「自由人」
...特に「塩市」の賑(にぎ)わい隣国に並びなきことと、町の催し、諸国から集まる見世物、放下師(ほうかし)の類(たぐい)、その辺についての説明は委(くわ)しいもの...
中里介山 「大菩薩峠」
...これをできるだけ嘔吐(おうと)を催し...
中里介山 「大菩薩峠」
...不日この地に於て盛大なる「貧乏祭」を催し...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼女の贔屓連が催した義太夫会のおり...
長谷川時雨 「豊竹呂昇」
...とりわけ、今年の催し物は、例年の闘牛のほかに、近県六市から荒牛(トオロオ)の代表を一頭ずつ選び、牛の競走(フェラード)やら牛の角力(コンバ・ド・トオロオ)を行なうというので、元来お国自慢の南部(ミデイ)の面々、日ごろたしなむ舌術に拍車をかけ、己(おの)が郷里の牛こそは、天が下にたぐいまれな荒れ大王と、珈琲(キャフェ)店の露台(テラッス)でも四つ辻でも、たがいに物凄い法螺(ほら)の吹き合いから、果てはつかみ合いに及ぶという見るも勇ましき盛況...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...小万を始め此糸(このいと)初紫(はつむらさき)初緑名山千鳥などいずれも七八分の酔(え)いを催し...
広津柳浪 「今戸心中」
...また初(はじめ)に「いざや」とあるは子らを催す言葉なれどもこの歌一向に子らを催して何をするとも言はず...
正岡子規 「墨汁一滴」
...平山君や僕から言い出した催しとて...
松崎天民 「友人一家の死」
...しきりに眠りを催しければ...
南方熊楠 「失うた帳面を記憶力で書き復した人」
...ポンペイ市全滅に際しその大戯場で演劇を催しいた実跡あるに乗じ...
南方熊楠 「十二支考」
...金多く持てるを主人が見て悪党を催し...
南方熊楠 「十二支考」
...ああしたいというようないくぶん大きな仏事の催しでもあれば...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...日本青年館で催した郷土舞踊の大会に出演した時のことを思い出す...
柳田国男 「故郷七十年」
...ひそかに大兵を催し...
吉川英治 「三国志」
...在軽井沢の友人諸子集まりて年々の八月十一日会を催してくれる...
吉川英治 「年譜」
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