...空は黒く林も川もない荒涼たる月の世界のすさまじさが...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...「実に荒涼たるもんだなあ...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...私は荒涼たる疑念にとらはれはじめたのである...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...明けても暮れても荒涼たる蛮土...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...時雄は父親の苦痛と芳子の涙とその身の荒涼たる生活とを思った...
田山花袋 「蒲団」
...その庭はまったく想像にもおよばないほど荒涼たるものだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...荒涼たる廃虚を小さい兄に手を引かれてゆく姿を見ていたら...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...お角はなんとなく荒涼たる思いがしないではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...薄野原の無人境よりはいっそう荒涼たるものに見える...
中里介山 「大菩薩峠」
...蟲害のために悉く椰子を枯らして了つた荒涼たる島も知つてゐる...
中島敦 「環礁」
...全くかけ離れた荒涼たる磯辺で...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...老人と不可視のお友達は連れ立って荒涼たる雪風の中を楽しく歩いた...
H・ビーム・パイパー H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」
...こうしてめいめいがはなはだしく貧弱な防寒具の下(もと)に、はなはだしく寒い、寂しい、荒涼たる、一口にいえば、といっても、いいようのない、そうだ、それは「死」にいやでも応でも考えを押しつけねば置かない関係、すなわち、プロレタリア対寒冷! の、本能的の寂しさの中を、四人は、港の街(まち)のさびしい通りの、明るい二階で暖かいお茶と、お菓子とが待ってることを思って急いで行くのであった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...僕にはお前の手が見えすぎる」精神の荒涼たる...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...その辺り一体は荒涼たる工場地で第一草の生えているような空地がない...
細井和喜蔵 「モルモット」
...昔に変わった荒涼たる生活とはいいながらも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...だいたいに下閉伊(しもへい)郡北端の安家(あっか)・普代(ふだい)の小さな流れからこちらがことに荒涼たる草原になっている...
柳田國男 「地名の研究」
...如何(いか)にも荒涼たる駅である...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
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