...何とも思わぬ禍津神(まがつがみ)じゃ...
芥川龍之介 「俊寛」
...要するに何とかして自分の力で食えるようになりさえすればよいというのでそれ以外に欲望はなかつた...
伊丹万作 「私の活動写真傍観史」
...しかり世人は相当の理由を有して、子規子の偉人たるを断定せるものにあらず、ただ無意識の間にその偉人たることを感じたるなり、子規子は真に偉人なりし、偉人なるがゆえに、世人がその偉人たるを感じたるは、これすなわち理屈にあらずして事実なり、決定の自然これに過ぎたるはなし、何となれば、太陽なるがゆえに太陽たるを感じ、明月なるがゆえに明月たるを感ずると等しければなり、これに理由を云々(うんぬん)するがごときは要するに人間の小理屈のみ...
伊藤左千夫 「絶対的人格」
...」「何とでもお云ひなさい――人を表面上の妻だなんて!」「お前の命令などア受けないと云つてるだらう――おれの心に反感をいだかせるものは皆おれの愛を遠ざかつて行くのだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...私たちは何となく頼母(たのも)しい気がして...
谷譲次 「踊る地平線」
...畜生ながらまあ何と云う情愛のある眼つきであろうと...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...何とニガイアルコールだらう...
種田山頭火 「其中日記」
...僕は諸君の完全無欠や優越や美点を何とも思わない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
......
中島敦 「河馬」
...何となく落ちつきかねて...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...何となく恥らふやうに呟いた...
牧野信一 「昔の歌留多」
...だんだんみんな女の子たちも集って来ましたが誰も何とも云えませんでした...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...ぼくはカムパネルラの行った方を知っていますぼくはカムパネルラといっしょに歩いていたのですと云おうとしましたがもうのどがつまって何とも云えませんでした...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...何かいろいろのものが一ぺんにジョバンニの胸に集って何とも云へずかなしいやうな新らしいやうな気がするのでした...
宮沢賢治 「〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕」
...何と小さい部分しか描けていないのだろうと思わざるを得ない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何と云っても監督で...
夢野久作 「能とは何か」
...見られる者は何となく...
吉川英治 「源頼朝」
...何といふ聖麗、何といふ静寂! 韓国の青い岫を出でたる白雲は大波の池に銀影を投げては、柔かな高原を草を舐めて谿に落ちて行く...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
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