...不規則に並んだ建物の一部分を構成していた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...そして森やまばらな木立に覆われた部落の不規則に連る地平へと消え込んで行っている...
犬田卯 「錦紗」
...障子の桟が不規則に幽(かす)かに揺ぎ出した...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...自然の側の何らかの混乱または不規則によってではもちろんなく...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...而もその排列が甚だ不規則に死体を投げ捨てた如く置かれて居るのです...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...近頃は全く不規則になって...
谷崎潤一郎 「細雪」
...当時佐助は五つ六つの曲をどうやらこなすまでに仕上げていたので知っているだけを皆やってみよと云われるままに度胸を据(す)えて精限り根限り弾いた「黒髪(くろかみ)」のようなやさしいものや「茶音頭」のような難曲や素(もと)より何の順序もなく聞き噛(かじ)りで習ったのであるからいろいろのものを不規則に覚えていたのである鵙屋の家族は佐助が邪推(じゃすい)したように笑い草にする積りであったかも知れないが...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...もっともっとけわしい山坂が不規則に意想外に行手に現われて来た...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...彼の生活は近頃殊に不規則になつてゐたので...
徳田秋聲 「歯痛」
...不規則に幾つも並んでいる...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...ずっとブレーヌ・ラルーの方まで不規則に延びている様はいかにもみごとだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...かくてこの四つの街路が不規則に交錯してるために...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...不規則に酒を飲んだり...
夏目漱石 「それから」
...二三度不規則に曲った極(きわ)めて分り悪(にく)い所にいた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...不規則にして自由律な文学を指定している...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...――その光景には何か気ちがいめいた趣きがあった――さらに塔の尖端はバルコニー風になっていて、その胸壁が、まるでおどおどした子供の手か投げやりな子供の手で描かれたように、不確かな様子で、不規則に、ぼろぼろに、青空のうちにぎざぎざの輪郭を浮かび上がらせていた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...単にその毀(やぶ)れた外皮のカケラが暫時不規則に紙に貼り着くのみである...
牧野富太郎 「植物記」
...(b)わたしは多くの軍人が便通の不規則に閉口しているのを見たが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
便利!手書き漢字入力検索
