...何か恐るべく不健全な香気が...
芥川龍之介 「路上」
...及び自己の神経組織の不健全な事を心に誇る偽患者...
石川啄木 「弓町より」
...しかも消耗戦略の機動主義すなわち戦争の最も陰性的傾向であったのは政治的関係より生じた不健全なる軍制に在ったのであるが...
石原莞爾 「戦争史大観」
...大にしては文明的運動は世界平和――更に不健全な社会を平等に進めることも...
大隈重信 「吾人の文明運動」
...妙子の背後にある家庭までが不健全なものに映ったのであろう...
谷崎潤一郎 「細雪」
...一般の人はダンスと云えば不健全なものだと極(き)めてしまっている...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...どこから先が不健全な矛盾を暴露するか...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...自分がこの小さな町の不健全な好奇心の的になってると...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それらの不健全な議論に飽(あ)き...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一般にもてはやされる芸術の不健全な愚劣さにたいして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自然に反した陰鬱(いんうつ)な不健全なその生活――中流社会が婢僕(ひぼく)に課している普通の生活――を見て取った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...不健全な文明にたいして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...味のない不健全な料理にすぎない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その胸当てをはずすのは不穏当な不健全なことだと考えがちだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人間の心理には不健全な病的なものを喜ぶ傾向は...
平林初之輔 「探偵小説壇の諸傾向」
...自分ではかなり不健全な...
平林初之輔 「探偵小説壇の諸傾向」
...気分が悪いと言ったって胃腸の不健全な人なら気候の変化に感じて頭痛のする事もあろうが和女ほど強壮な人は滅多にない...
村井弦斎 「食道楽」
...現代の邪念にみち不健全な判断が言いたてる程にゆがんでも曲ってもいないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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