...青麟の黒い舌の臭気が頬にかかった臭さと同じだ...
泉鏡花 「薄紅梅」
...大人げないてれ臭さから遁(のが)れたい慾望にも手伝われて...
上田広 「指導物語」
...乳臭さが取れていないことを証明するのと見て差支えはない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...鼬(いたち)の最後ッ屁(ぺ)と云うのも恐らくこんな臭さであろうが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...鼬(いたち)の最後ツ屁と云ふのも恐らくこんな臭さであらうが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...男役のほうはどうもみんな芝居臭さが過ぎて「俳諧(はいかい)」をこわしているような気がする...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...忽ち圧倒されるだけの古臭さを含んでいる...
直木三十五 「大阪を歩く」
...巡査は面倒臭さに取り合ってくれる様子をも見せなかった...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...主人も一寸面倒臭さうな顏をしたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...多分天才にありがちの物臭さからと思ひ...
萩原朔太郎 「蒲原有明に帰れ」
...相手の息の臭さにやりきれなくなつてゐるのだつた...
林芙美子 「浮雲」
...その帳場の黴臭さすら...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...肥りすぎた物臭さのせいで...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...お前さん去勢牛(きんぬき)を二十留(ルーブリ)で譲るだかね?」グルイツィコは胡散臭さうに相手の顔を眺めた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...その臭さいふたらおまへんでしたぜ...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...髭(ひげ)を物臭さに長く生やして...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...男臭さが辛抱できない...
山本周五郎 「薊」
...馬の息とその強いけもの臭さとで...
山本周五郎 「さぶ」
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