...氷柱(つらら)のように太い雨脚がドドドッと一時に落ちてきた...
海野十三 「雷」
...たくさんの血管を抑へたつららの樣に垂れたピンセットが一つ落ちて音をたてた事や...
小穴隆一 「二つの繪」
......
種田山頭火 「其中日記」
...おちついて雪と私・ほいなく別れてきて雪の藪柑子・つららぶらさがらせてやすらけく生きて大根みんなぬかれてしまつた霜・けふも鴉はなく寒いくもり・ハガキを一枚ぬかるみのポスト一月廿九日雪...
種田山頭火 「其中日記」
...洞の上からさがつてゐる氷柱(つらら)が赤くかゞやきました...
土田耕平 「雪に埋れた話」
...ここかしこにぴかぴか光る氷柱(つらら)の下がっている柊の花冠の外に...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...無数の細いつららの尖からしたたる水滴が...
中井正一 「美学入門」
...それが、この頃では、ひびから白味が融けて、あふれ出し、それなりまた凍って、つららになる...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...夢中で後を追いはじめたが忽ち両脚は氷柱(つらら)の感で竦(すく)みあがり...
牧野信一 「鬼涙村」
...屋根からつららの下った貨車...
宮本百合子 「新しきシベリアを横切る」
...闇を切って氷柱(つらら)のカケの如き短い光が脛(すね)へ向って飛んで来ました...
吉川英治 「江戸三国志」
...氷柱(つらら)が光るのかと...
吉川英治 「江戸三国志」
...まま板屋の廂には氷柱(つらら)の剣(つるぎ)が垂れ下がり...
吉川英治 「私本太平記」
...氷柱(つらら)の御簾(みす)...
吉川英治 「私本太平記」
...縄を解いて放してやったのですが」「あなたが?」「そうです――私が」「…………」氷柱(つらら)の軒下に立ったまま...
吉川英治 「親鸞」
...矛を逆さに植えたような氷柱(つらら)の簾(すだれ)の下に...
吉川英治 「平の将門」
...崖氷柱(がけつらら)の下に...
吉川英治 「平の将門」
...腫(う)んだ足をひき摺って登った鷲ヶ岳の樹々の氷花(つらら)が...
吉川英治 「宮本武蔵」
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