...なんといっても雄弁会口調ながら友人たちの声援と敵側の野次の入りみだれる喧騒にも臆せず...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...かげは やさしく ふきみだれる...
大手拓次 「藍色の蟇」
...一つの頂点を作って再び波をうって下の方へなだれるように低まり...
高村光太郎 「蝉の美と造型」
...これはならぬと、あわてて膝を固くして、うなだれると、意気地が無いと言って叱られる...
太宰治 「一燈」
...前歩後歩のみだれるのをどうすることも出来ない...
種田山頭火 「行乞記」
...大きな門……」彼は低く低くうなだれるように応えた...
原民喜 「忘れがたみ」
...……殿様の褥に大あぐらをひっかき、酒を持って来いの、小鉢だのと、女賊を顎で追いつかい、しなだれるやら、色眼をつかうやら、恐れげもなく殿様の御定紋入りの羽織など着くさって、おれがここに控えておれば、金蔵破りのほうはいっさい心配はいらぬと大仰(おおぎょう)な頬桁(ほおげた)をたたいておったのを、わしはたしかにこの耳で聞いたぞ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...両軍入りみだれる戦場に...
火野葦平 「花と龍」
...すこし首をうなだれるようにして歩いてゆく...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...思わぬ出来事のため部署がみだれるだろうと思い...
本庄陸男 「石狩川」
...考え組は体をちっとでも動したら考えがみだれる式であったでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...両手をついて深くうなだれると...
山本周五郎 「日本婦道記」
...みだれる提灯を、眼の下に、すばやく、帯で嬰児(あかご)を背なかに縛りつけた...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...「こんなに心のみだれるほど想い悩むのは...
吉川英治 「三国志」
...なだれる群集(ぐんしゅう)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...脈がみだれるほどな年ではない...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...入りみだれる剣(つるぎ)と...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...彼は何故とも知らぬ哀愁を感じてうなだれる...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
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