...性急(せっかち)なことをよく覚えている訳は...
泉鏡花 「縁結び」
...元来慌てもののせっかちの癖に...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...せっかちに受話器を取った...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...せっかちにシャキシャキと箸をこすり合わせ...
高見順 「如何なる星の下に」
...ステッキを性急(せっかち)にふりながら...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...やがて列車がとまると、一二等待合室の入口のあたりは、こうした場合の御多聞に漏れず、せっかちな、あわただしい連中の押し合いへし合う群で埋まってしまった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...当のわたしが自分で自分のせっかちと気むずかしさを冷笑し...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...思いがけなくせっかちに鳴り渡った...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...腹を切るのはせっかちでございます」「武士が腹を切るのにせっかちも悠長もない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いざとなると性急(せっかち)でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ビートリスがせっかちに言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...馬がせっかちに蹄(ひづめ)を掻いている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...眼を栗鼠のようにきとつかせたせむしの小男が松葉杖にすがって神経質に自分へ注意を引こうと身構てゐるのを発見した彼はかわいた小犬のようにすばやく僕の視線をうけとめた彼は片っ方の松葉杖につまづきながらもう一つのドイツ種の松葉杖をふりあげるようにして口をもぐ/\させながらせっかちに僕に呼びかけた「自由の神経質は神経質な自由を創造する...
槇村浩 「長詩」
...いつもあれほど、せっかちで、かんしゃく持ちで、だれにもいたずらばかりしていたかれが、それはもうおとなしく従順(じゅうじゅん)であった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...この小さいせっかちなのりものは...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...性急(せっかち)な方!」と...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...またきっと湯漬をと仰せ遊ばすかもしれませぬ」「いつもせっかちな子じゃてのう...
吉川英治 「新書太閤記」
...やっと年寄りのせっかちも...
吉川英治 「宮本武蔵」
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