...「――一段と烏帽子が似合いて候――」とすっくり立った...
泉鏡花 「薄紅梅」
...)と大(おおき)な懐中時計と、旗竿の影を、すっくり立って、片頬(かたほ)夕日を浴びながら、熟(じっ)と落着いて視(なが)めていなさる...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...すっくりと立ったと思うと...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...描くべきものをすっくり描き上げてしまい...
上村松園 「靄の彼方」
...それから、シナガワ附近シンジュク附近とを中爆弾で爆撃し、頃合いを計って、ホンジョ、フカガワ附近の工業地帯を爆破し、尚(なお)、余裕があれば、ウエノ停車場を、やっつけて仕舞います」「よろしい」リンドボーン大佐は、このとき長身を、すっくり伸して、直立し、厳然(げんぜん)と、命令を発した...
海野十三 「空襲葬送曲」
...すっくりそこにあったのだがね」紋三は困った様な顔をして...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...顔の感じがすっくり違うて来たわ」と...
谷崎潤一郎 「細雪」
...その時すっくりいうてしまいました...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...」――ほん一時間ぐらいのあいだにすっくり元の馴(な)れ馴れしさに戻ってしまいましたのんですが...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...逃げてる間に着物すっくり隠すように初めから段取り極(き)めといた...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...日和(ひより)の都合も時間の工合もすっくり予定の計画通り行きましたのんで...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...そいでその時はすっくり私らの計画通りに行った形で...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...思いなしか腰のあたりもすっくりのびたようである...
津村信夫 「月夜のあとさき」
...すっくり立ち上がる...
夏目漱石 「虞美人草」
...その滴(した)たるばかり深い竹の前にすっくりと立った...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...上の方に三本ほどすっくりと立っている...
夏目漱石 「門」
...整然として大通りのペーブメントに沿ってすっくりと立並んでいる...
松本泰 「緑衣の女」
...すっくり起上った...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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