...原の意を汲みて餘さじと...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...谷山方面は白く砂塵(さじん)がかかり...
梅崎春生 「桜島」
...山火事のように渦(うず)をまく砂塵(さじん)の中に...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...三十枚そこそこの長さじゃ...
江戸川乱歩 「探偵小説このごろ」
...その中で勝利を得たのが椎茸畑(しいたけばたけ)の番人政十郎(まさじゅうろう)の娘お露(つゆ)であった...
江見水蔭 「丹那山の怪」
...舞台(ぶたい)花道(はなみち)楽屋(がくや)桟敷(さじき)のるゐすべて皆雪をあつめてその形(かたち)につかね...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...匙(さじ)加減や見立違ひで人を殺しておいて詫言(わびごと)一つ言つた事のない医者にとつて...
薄田泣菫 「茶話」
...身辺の些事(さじ)に関するたわいもないフィロソフィーレンや...
寺田寅彦 「柿の種」
...マンハイム家の桟敷(さじき)から眼をそらした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...よくみがかれて光ってる匙(さじ)やナイフや銀の珈琲皿(コーヒーざら)などに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...銀製の食器類が六組みと大きなスープ匙(さじ)が一つ残っていたことを言わなければならない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一匙(さじ)の捏粉(こねこ)のうちに酢の一滴をたらせば...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...死んだのう」「はい」「未だ匙(さじ)が届かぬか」やさしいが...
直木三十五 「南国太平記」
...「これでは――」平次もさすがに匙(さじ)を投げました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まだ匙(さじ)が自由に使えないので...
山本周五郎 「つばくろ」
...せめて若狭路(わかさじ)へでも入ってからゆっくりしよう」と小六は強い力で...
吉川英治 「剣難女難」
...詐術(さじゅつ)に富んで...
吉川英治 「三国志」
...こじつければこじつけられない気もしないではないし――などと根気のない私はそろそろ匙(さじ)を投げかけていた...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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