...如何にもしなやかな姿に義雄は引かれた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...そして彼女のしなやかな手が課長の卓上にのびて研究ノートの頁(ページ)をぱらぱらと音をさせて開いた...
海野十三 「四次元漂流」
...枝という枝は数知れぬしなやかな葉を伸ばし...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...この長虫がしなやかな草の上をうね/\滑つてゐるのを見ると...
薄田泣菫 「茶話」
...歌麿の脛のしなやかな線と...
竹久夢二 「砂がき」
...マントの蔭からしなやかな手をちらちらと...
谷崎潤一郎 「秘密」
...まだ少女のようなしなやかな脚が...
外村繁 「澪標」
...節々が凹んだしなやかな細い指だった...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...しなやかな腕が蝋石みたいにみえる...
中勘助 「銀の匙」
...しなやかな古枝は中々巧く切れない...
中島敦 「光と風と夢」
...しなやかな姿だった...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...しなやかな指で曲げて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...白いフランネルの上着にたいそうしなやかな麻(あさ)の服を重ね...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...しなやかな水の上でクッションにもたれたまま...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...しなやかな体を楼の欄にもたせてまっかな血を流して生と死との間にもがき苦しんで居る男をつめたく笑って見て居るところが書かれてあった...
宮本百合子 「お女郎蜘蛛」
...自分のしなやかな溜息をききました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しなやかな白い掌(て)から...
吉川英治 「新書太閤記」
...お綱のしなやかな体を抱こうとした...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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