...直角に菎蒻色(こんにゃくいろ)の干乾(ひから)びた階子壇……十(とお)ばかり...
泉鏡花 「霰ふる」
...蒟蒻(こんにゃく)の煮込のおでんの皿盛を白く吐く息とともに...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...こんにゃくの舌で顔をぺろっと舐(な)められたような気がしたよ...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...家には近所の菎蒻閻魔(こんにゃくえんま)の縁日から買って来た忍(しのぶ)が檐(のき)に釣られ...
徳田秋声 「黴」
...こんにゃはァ、というのは、こんにゃくだ、こんにゃくだという意味で、大声でふしをつけると、ついそんな風に言葉がツマってしまうのである...
徳永直 「こんにゃく売り」
...たかがこんにゃく売りくらいでも...
徳永直 「こんにゃく売り」
...「ああおれはこんにゃく屋だよ...
徳永直 「こんにゃく売り」
...こんにゃく屋さん...
徳永直 「こんにゃく売り」
...富坂下(とみざかした)の菎蒻閻魔(こんにゃくえんま)の近所に住んでいたとかいう瞽女(ごぜ)である...
永井荷風 「伝通院」
...昼夜(ちゅうや)絶(たゆ)る間(ひま)なく蒟蒻(こんにゃく)にて腹をあたためよ...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...私(わたくし)は外套(がいとう)を濡(ぬ)らして例の通り蒟蒻閻魔(こんにゃくえんま)を抜けて細い坂路(さかみち)を上(あが)って宅(うち)へ帰りました...
夏目漱石 「こころ」
...迷亭が金魚麩ならあれは藁(わら)で括(くく)った蒟蒻(こんにゃく)だね...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...全身が蒟蒻(こんにゃく)のようにふるえるのを制(おさ)えることも...
平林初之輔 「犠牲者」
...けれども試験を受けぬ訳には往かぬから試験前三日といふに哲学のノート(蒟蒻板(こんにゃくばん)に摺(す)りたる)と手帳一冊とを携へたまま飄然(ひょうぜん)と下宿を出て向島の木母寺(もくぼじ)へ往た...
正岡子規 「墨汁一滴」
...菎蒻本(こんにゃくぼん)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...こんにゃくの白和...
横光利一 「旅愁」
...こんにゃくの白和はとくに良い出来だった...
横光利一 「旅愁」
...蒟蒻島(こんにゃくじま)で知人(しりびと)が...
吉川英治 「死んだ千鳥」
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