...あてどもなく一所(ひとところ)を睨(にら)みながら...
有島武郎 「小さき者へ」
...どこをあてどともなく這ひ廻つてゐたが...
薄田泣菫 「独楽園」
...当途(あてど)もなく犬鎌を振り廻して騒ぎ立つ有様は...
中里介山 「大菩薩峠」
...あてどもない山奥に...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのあてどのない尋ね人を探して来るまで...
中里介山 「大菩薩峠」
...この川原をあてどもなく歩いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...あてどもなく歩き續けて行くのだつた...
南部修太郎 「霧の夜に」
...あてどなく歩いた...
林芙美子 「浮雲」
...あてどもなく芝生の庭をながめているうちに...
久生十蘭 「あなたも私も」
...空(うつろ)な視線をあてどもなく漂わせながら...
久生十蘭 「キャラコさん」
...まるで当所(あてど)なきさすらひ人のやうに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...あてどない覘(ねら)いを定めながら云った...
本庄陸男 「石狩川」
...果(は)てしもない空の中にわたしの目はあてどなく迷(まよ)うのであった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...敬神すべき宛所(あてどころ)が亡われおわりては...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...あてどもなく泳ぎまわる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あてどもなく読み散らしておりますうちに又も...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...あてどなく彷徨(さまよ)い出した混血児のお蝶であります...
吉川英治 「江戸三国志」
...あてどなく町を行くうち...
吉川英治 「私本太平記」
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